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つながりの作法
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つながりの作法
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商品レビュー
4.4
40件のお客様レビュー
第六章「弱さは終わらない」は、すごかった。 綾屋さんのぐるぐる沼感。 (そこまでは、淡々と当事者としての自己分析でわかりやすい。別にアスペルガー症候群の当事者でなくてもわかるところもある。) 第六章はなかなか生々しく、これはこれでそういうことなんだろうなと思った。 としか、言え...
第六章「弱さは終わらない」は、すごかった。 綾屋さんのぐるぐる沼感。 (そこまでは、淡々と当事者としての自己分析でわかりやすい。別にアスペルガー症候群の当事者でなくてもわかるところもある。) 第六章はなかなか生々しく、これはこれでそういうことなんだろうなと思った。 としか、言えない 「誰にも言えない」から「私には話さねばならぬ責任がある」へ。 「相手に迷惑をかけたくない」「相手をいやな気持ちにさせたくない」と思って話せないでいるのに、そうして黙り込むことこそが加害行為になってしまうと。 話すのは怖いけど、沈黙の暴力をふるわないために、私には「話す」責任がある。そこまで来てようやく、人に打ち明けることができると。 傷つきが深いほど、人は何度も同じことを話さないと良くならないとか、結局ユングだなー。 中井久夫の訳も本に出てきてなんだか、おーと思う。 決してマイノリティのための本ではなかったと思う。 ぐるぐるモードと、あたふたモード、すいすいモード 777のスイスイ人を思い出した。 熊谷さんのあとがきもよかった。 一人で傷つきを抱えこまないこと。そのための一つの方法が当事者研究。
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自立とは依存先を増やすこと。熊谷が言ったこの言葉を深堀できるかと思ったが、話の内容が難しく読み解くことが出来なかった。 自分が苦しい時に人と繋がる方法は様々。これが正解という繋がりはない。ただ自分自身が自分を語る言葉をもって相手に伝えられる関係性が重要なんだと感じた。
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「人と違う事の自覚」は、基準と自らの差を理解し、一方を正しいと思い込む事から生じる。ならば、正しさは理解できており、その通りに振る舞えば良いのだろうが、そう、できない。あるいは、人に指摘されて初めて自覚する。そんな生き難さを感じる著者。アスペルガー症候群と身体障がい者。生きる難し...
「人と違う事の自覚」は、基準と自らの差を理解し、一方を正しいと思い込む事から生じる。ならば、正しさは理解できており、その通りに振る舞えば良いのだろうが、そう、できない。あるいは、人に指摘されて初めて自覚する。そんな生き難さを感じる著者。アスペルガー症候群と身体障がい者。生きる難しさは、よくわかる。人と同じように行動したり、言葉を理解し合うのは、いつだって難しい。ボーっとしていても話は進むし、かと言って同じ事を繰り返し言われているようで、そう感じてしまうと注意力は続かないし。油断してボーっとすると、隙をついて重要な事が述べられていたりするのだ。 そんな事を繰り返すと不安になるだろうし、更にできない自分を自己暗示し、強化学習してしまい、泥沼化。グループカウンセリングや当事者研究は、そうした自己意識を加速させないのだろうか。どんどん自分自身を規定してしまう気がする。
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