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黄金の道(2)
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黄金の道(2)
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
ストーリーガールの後編。 ストーリーガールやベブたちが、新聞を作るはなしを軸に、さまざまなエピソードが、美しいプリンスエドワード島の自然と共に綴られる。 中でも印象的なのは、ぶきっちょさんの恋物語だ。自分の理想の女性の 部屋を作り、家具や洋服をそろえ、空想の女性と会話するすがたは...
ストーリーガールの後編。 ストーリーガールやベブたちが、新聞を作るはなしを軸に、さまざまなエピソードが、美しいプリンスエドワード島の自然と共に綴られる。 中でも印象的なのは、ぶきっちょさんの恋物語だ。自分の理想の女性の 部屋を作り、家具や洋服をそろえ、空想の女性と会話するすがたは、訳者もあとがきに書いているが、確かにストーカーじみていてちょっとキモい…。 たが、その理想の女性そのままのミス・リードに出逢い、彼女もまた会った瞬間から、ぶきっちょさんに惹かれたというのはロマンチックだ。 アンシリーズを読んでいて思うのは、男女には、必ず赤い糸で結ばれた相手がいるのだということ!他の誰でもなく、初めから一緒になることを運命づけられたカップルがモンゴメリの作品にはたくさん登場する。 物語のラストは、ストーリーガールとベブたちの悲しい別れが描かれているが、 もうひとつ、おとなしくて心優しいセシリーが、いずれは結核で亡くなってしまうことが暗示されていて、それが切なかった。
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子供たちの楽しく賑やかな日々のお話。だけど物語は大人になったベブが過去を振り返るNANA形式で語られている。かつてその地に住んでいた、今は亡き人々の話がたくさん出てくる。変わらずその地にある生命と青春、毎年訪れる春。だけど私には一度しかない人生、過ぎ去る世界…。楽しさの合間合間に...
子供たちの楽しく賑やかな日々のお話。だけど物語は大人になったベブが過去を振り返るNANA形式で語られている。かつてその地に住んでいた、今は亡き人々の話がたくさん出てくる。変わらずその地にある生命と青春、毎年訪れる春。だけど私には一度しかない人生、過ぎ去る世界…。楽しさの合間合間に挟まれた切なさがすごく効いてる物語だった。誰かのお墓に書いてあった、生けし時は愛しく楽しく、という文がすごく気に入り、私もそのように生きていきたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
『ストーリー・ガール』に登場する8人の子供たちの次の一年。彼らは少しずつ成長し周囲の大人たちにも変化が訪れる。ビクトリア女王時代のプリンス・エドワード島の牧歌的な大地の上で楽しい日々を送る彼らだが,それが永遠ではないことを知り別れの時を迎える。彼らのその後の人生を知ることができないのは残念だが,少なくとも語り手のベバリーとストーリー・ガールは40年後=55歳を過ぎても健在であるようだ。キング牧場の美しい風景を目の当たりにしているような気にさせられるのは,さすがモンゴメリの(そして訳者の)表現力だ。
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