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犬身(上)
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犬身(上)
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商品レビュー
3.8
19件のお客様レビュー
犬身 上(朝日文庫) 著作者:松浦理英子 朝日新聞出版 犬好きにはうってつけに一冊です。著作者による本格的な長篇小説の待望に文庫化。 タイムライン https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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四章のうち、第一章「犬憧」読んだだけで 十分におもしろく。 逆に、残りはどう展開すんの!? って感じにさせるくらいだった。 まぁ、それから先は どろどろ。を絡めていっちゃったけど。 でもそれも面白かった。 なんだろぉ。 なんか彼女の何かに対する不満さ、 とい...
四章のうち、第一章「犬憧」読んだだけで 十分におもしろく。 逆に、残りはどう展開すんの!? って感じにさせるくらいだった。 まぁ、それから先は どろどろ。を絡めていっちゃったけど。 でもそれも面白かった。 なんだろぉ。 なんか彼女の何かに対する不満さ、 というか、じれったさというものみたいのが なんか響いてきたかなぁ…
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「自分は人間でなく犬に生まれるべきだった」幼少期から犬化願望を持つ八束房恵は理想の「飼い主」とでも言うべき女性・玉石梓と出逢う。「あの人の犬になりたい」と願う房恵に「その望みを叶えるかわりに魂をもらう」と謎の契約を迫る朱尾献が現れた。果たして本当に犬となり、梓の犬・フサという新た...
「自分は人間でなく犬に生まれるべきだった」幼少期から犬化願望を持つ八束房恵は理想の「飼い主」とでも言うべき女性・玉石梓と出逢う。「あの人の犬になりたい」と願う房恵に「その望みを叶えるかわりに魂をもらう」と謎の契約を迫る朱尾献が現れた。果たして本当に犬となり、梓の犬・フサという新たな生を梓と共に生きようとするが、フサは牝犬ではなく牡犬に変えられてしまっていた。更に、兄をはじめとする問題を抱えた梓の家族のこと、梓が兄の彬に肉体関係を強要されていることも知ってしまい―― 主要人物二人の名前が明らかに八犬伝意識(八房と玉梓。あと、思えばフサと伏姫のフセは語感が似ている)の作品で興味があったから読んでみたいな~と思っていたのでいよいよ回ってきました読書のターンが。もうちょっと八犬伝らしい要素があるかなと思ってたのだけど、名前以外になかったのでちょっとしょんぼり。あと梓は玉梓って言うよりは伏姫に近い。 梓の犬になる、というストーリーは知っていたのだけどまさか本当にこの瞳に吸い込みたくてあたしは犬になる(物理)だとは思わなかったでございますよw 物理、はい、人間をやめて本当に犬になったんですよ。精神的な意味であなたの犬になりたい、つまり女の子同士の百合っぽいキャッキャウフフがあるかと思ったらいい意味で予想裏切られましたで… 落語の元犬の逆パターンですねえ。こんなにファンタジーな話だとは思わなかったのでこれもいい意味で予想裏切られてます。朱尾は7割くらいキュウべぇみたいなやつ、「僕と契約して、化け犬になって欲しいんだ!」で大体説明出来るのがすごい。「説明は省いたけど」まであるとは驚きだぞ。フサが梓に懐いて愛情表現してるところ、犬を愚弄するように言ってきたのはちょっと腹が立ったっす。 まだ下巻があるので大した感想は書けないけど、レイプ的な感じの近親相姦はもっと嫌いなのでうへぁ……となった。大体想像ついてはいたけど。フサが契約を破るようなことになったらなったですごく胸熱。百合でノマカプなの最高過ぎる(だからそうじゃないって)八犬伝の八房もこんなんだったらもっと胸熱ですわ。あと、なんか文章の書き方が妙に気になるというか…なんだろうな。なんかちょっと引っ掛かるような何というか。なんか気になる。変な文章ではないけど。
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