店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
4/22(月)~4/27(土)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2010/07/04 |
JAN | 9784309410302 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
4/22(月)~4/27(土)
- 書籍
- 文庫
ハル、ハル、ハル
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ハル、ハル、ハル
¥220
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
2.9
19件のお客様レビュー
初古川ひでお。 短編3つあって、三つ目でようやくこの作家のことがつかめた気がする。8ドッグス。 彼の主戦力は熱を帯びた文体で、ほとんどそれのみでグイグイ引っ張る。それゆえ物語を展開させると全て作家の都合が表に出てきてしまう。 この文体でこのあとこの作家はどういう勝負をしていくだろ...
初古川ひでお。 短編3つあって、三つ目でようやくこの作家のことがつかめた気がする。8ドッグス。 彼の主戦力は熱を帯びた文体で、ほとんどそれのみでグイグイ引っ張る。それゆえ物語を展開させると全て作家の都合が表に出てきてしまう。 この文体でこのあとこの作家はどういう勝負をしていくだろうか。最近の作品を読んでみたい。 はじめは思いつきだったのかもしれないけど、それを形にしたのはスゴい。確かに、まともな神経じゃない。
Posted by
突き抜けた疾走感を持つ古川日出夫が描くノワール(?)小説三篇。 いずれの作品も、日常にシームレスに自然に犯罪が入り込んでいき、 そのまま、必然的に犯罪が人生の根幹となる不思議な構成で、 どこに向かっているのかが全く分からない、、、けど、 アクセルは踏みっぱなしな感じが、実に古川...
突き抜けた疾走感を持つ古川日出夫が描くノワール(?)小説三篇。 いずれの作品も、日常にシームレスに自然に犯罪が入り込んでいき、 そのまま、必然的に犯罪が人生の根幹となる不思議な構成で、 どこに向かっているのかが全く分からない、、、けど、 アクセルは踏みっぱなしな感じが、実に古川ワールド。 物語の語り方も、三篇が三様(1作目はライブ中継、2作名はライブ日記、 3作目はライブ独白)で、色々な楽しみ方を提供してくれる作品。 /// 表題作「ハル、ハル、ハル」 1万円札10枚で家に置き去りにされた晴臣(「ハル」オミ)と弟。 母親の再々婚の家庭からプチ家出を繰り返す三葉瑠(ミ「ハル」)。 元エリートの今や家族からも捨てられたタクシー運転手原田悟(「ハ」ラダサト「ル」)。 晴臣は拳銃を手に入れ、三葉瑠は家庭に抗い、二人にカージャックされた 原田悟は「ハル」ファミリーの父親となり、犬吠埼に向かう。。。 /// 他2篇。 甥・姪を攫われた女性が犯人の甥・姪を攫い、人質交換を計画する「スローモーション」。 年上女性と遠距離恋愛に励む学生が、恋人の行きずり恋愛事情を知り、 その相手を名刀「村雨丸」(金属バット)で成仏させる「8ドッグス」(八犬伝)。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「本のまくらフェア」にて購入。 好きではないが面白い。「すべての物語の続編」、まぁその通り。あらゆる物語は過程であり、どこかから続いてきた物語なのだと思う。そういう根底に漂う思想や概念は好きだし面白いと思うのだが、文章がどうにも受け付けない。読めない程ではないが、読もうという気にはならない。不思議な作家。 解説が円城なのは「はぁ!?」と思ったが、わからないでもない気がする。
Posted by