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王選手コーチ日誌 1962-1969
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王選手コーチ日誌 1962-1969
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荒川コーチがお亡くなりになられたということで哀悼の意を表して再読。 この直前に読んだ司馬遼の本の中で、偉人の日記は将来他人に読まれることを想定した演出的記載が多々ある旨の指摘があったけれども、この日記もそれに該当しますかな。 といっても日記を付け始めた頃の王選手はまぁ野のものとも...
荒川コーチがお亡くなりになられたということで哀悼の意を表して再読。 この直前に読んだ司馬遼の本の中で、偉人の日記は将来他人に読まれることを想定した演出的記載が多々ある旨の指摘があったけれども、この日記もそれに該当しますかな。 といっても日記を付け始めた頃の王選手はまぁ野のものとも山のものとも分からん存在だったと思うが、必ずモノになる、いやもとい、必ずモノにしてみせるという執念が感じられます。王さん曰く職人気質のこの打撃コーチの最高傑作が王貞治という存在だったんでしょう、その自負と責任感が伝わってきます。 あと技術的な点で考えると、多々触れられるダウンスイング理論はバットのヘッドが下がらないようにという意識付けに本当の主眼があったんではないかな?それが歪曲されてバットは上から下に振るんだという間違った少年野球コーチ理論に繋がってしまったのは、如何にアマチュアの知ったかぶりが哀しい始末に負えない罪深い代物かを物語っております。
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