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わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語 角川文庫クラシックス

那須真知子(著者), 鈴木俊介(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川グループパブリッシング
発売年月日 1996/09/20
JAN 9784041996010

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商品レビュー

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2012/06/06

(2012.06.06読了)(2007.03.12購入) 映画のシナリオをもとにノベライズした作品です。映画は見ていないのですが、文庫のカバーの袖に映画の写真が6枚ほど印刷されていますので、何となく雰囲気は伝わります。 この本は、フィクションですけど、宮沢賢治の生涯はきっとこんな...

(2012.06.06読了)(2007.03.12購入) 映画のシナリオをもとにノベライズした作品です。映画は見ていないのですが、文庫のカバーの袖に映画の写真が6枚ほど印刷されていますので、何となく雰囲気は伝わります。 この本は、フィクションですけど、宮沢賢治の生涯はきっとこんなだったんだろうと思わせてくれます。いろんな形で宮沢賢治に関する本を読んできましたが、この本が一番宮沢賢治を生き生きと見せてくれました。 自分の信じた道を突っ走って燃え尽きてしまったので、多分、満足はしていないけど、やれるだけのことはやったと思っているでしょう。 賢治の父は、質屋で貧しい農民から収奪して豊かに暮らしていると、賢治は恥じています。 自分は、農民のために役に立つようにするのだと一生懸命です。最初は、日蓮宗にのめりこんで、法華経を広めることこそが、世のためになると東京の本部に布教の手伝いをしようと出て行ったのですが、相手にしてもらえませんでした。 故郷に戻り、農学校の先生をします。ユニークな授業をして生徒に慕われたようですが、自分が農民でないことに引け目を感じていたようです。 そこで、先生をやめて、羅須地人協会というのを開いて、自分も農業をしながら、農民に対するアドバイスを行っています。食べるものも、貧しい農民と同じものを食べないと、農民の気持ちはわからない、と粗食に耐えていたようです。 それが、37歳で亡くなる原因になったのではないでしょうか。 体を壊した後は、父親の計らいで東北砕石工場の石灰のセールスを行っています。 ところどころに、宮沢賢治の童話が上手に挟み込まれて悲劇的な雰囲気を和らげてくれます。宮沢賢治の代表的な童話を読んだことがあれば、ああ、あの話のことか、と思い出しながら楽しめるでしょう。 「セロ弾きのゴーシュ」「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」などが出てきます。 本の中で方言がかなり出てくるので、東北方面の方言になじめない方は、意味を取りにくいところがあるかもしれません。 ●教師生活(86頁) 賢治の教師生活は、順調そのものだ。実習では田や畑で生徒たちと一緒に泥にまみれになって作物をつくり、課外授業と称して歌を教え、劇を作り、得意分野の植物や鉱物の採集にも行ったりする。 ●羅須地人協会(133頁) 羅須っての別に意味はねんだと。花巻町を花巻てみんな言うでしょ、それと同じだって。地人は農民のこと。『大地に生きて生産をになう農民を地人と呼ぶ』って兄なさんが教えてくれた ●芸術を(137頁) 『農民楽団』をつくりてと思ってる。生活すなわち芸術。俺は科学と芸術による農業改革を目指してるんだ ●イーハトーブ(138頁) 貧困にあえぐ岩手を、緑豊かなイーハトーブにしたい。 豊かな土地と緑があふれる大地。 老若男女が食うに困らず、争うもない土地に。 みんなが歌って暮らせるような天地、イーハトーブ。 ☆宮沢賢治の本(既読) 「新編 宮沢賢治詩集」宮沢賢治著、角川文庫、1953.12.20 「注文の多い料理店」宮沢賢治著、角川文庫、1956.05.20 「セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治著、角川文庫、1969.02.10 「銀河鉄道の夜」宮沢賢治著、角川文庫、1969.07.20 「宮沢賢治の愛」境忠一著、主婦の友社、1978.03.30 「兄のトランク」宮澤清六著、筑摩書房、1987.09.20 「ふれあいの人々」森荘巳池著、熊谷印刷、1988.10.10 「教師宮沢賢治のしごと」畑山博著、小学館、1988.11.20 「それぞれの賢治」澤口たまみ著、世界文化社、1992.11.20 「宮沢賢治『銀河鉄道の夜』」ロジャー・パルバース著、NHK出版、2011.12.01 (2012年6月6日・記)

Posted by ブクログ

2008/06/10

映画のノベライズらしく、場面の変化が唐突にあったりする。短い場面が挿入されたり。 映像をとるためにまとめたものと、小説を書くためにまとめたものは、まとめかたが違うんだな、と。 短い場面を重ねていくのが映像作品。 友情、家族愛がきっちり描かれていていい感じ。 冒頭の岩手山での「銀...

映画のノベライズらしく、場面の変化が唐突にあったりする。短い場面が挿入されたり。 映像をとるためにまとめたものと、小説を書くためにまとめたものは、まとめかたが違うんだな、と。 短い場面を重ねていくのが映像作品。 友情、家族愛がきっちり描かれていていい感じ。 冒頭の岩手山での「銀河の誓い」がいいですね〜 賢治の状態が悪いとき、いいときそれぞれに、友人の近況が励ましになる。 お金を借りに来る安太郎も、水泥棒したり賢治にくってかかったり、最後には音楽団に入ったり。 スパイス効いてる! 頑固親父が賢治を見守ってる様子もいいし。 なにより純粋で素直に理想を求める賢治が最高。 トシの死ぬ場面、そしてラストに泣けました。

Posted by ブクログ

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