「いまここ」とは未来でも過去でもない。 まさに今ここ、この瞬間のこと。 先行きの分からない不安な未来を考えたり、過ぎた過去を見ているというのは、かけがえのない「今」という瞬間を見ていないということ。 そんな「今」以外を見るから不安を感じる訳だし、いまここを感じることが幸せの一歩である。 人は日々なにか色々なことを頭の中で考えていて、意識的になにも考えないことが出来てない。 人は日々頭の中の思考に占領されている。 意識的に「考えない」ことによりその思考をコントロール出来る様になると、自分の生きたい様に生きられる。 この著書で、心に留まったところが多数あったので記しておきます。 ・理想郷が幸せにしてくれるんじゃない。 幸せな自分の周りに理想郷が作られるだ。 ・なにかの目的の為にするのではなく、やっていること自体を深く味わってみよう。 ・終わっちまった過去を味わっていたら「いま」が過ぎ去っちゃうよ。 ・自分を褒めまくる 僕らはちょっとうまくいかないことがあるとすぐに自分を責めたりしがちだけど、うまくいったときいちいち自分をほめることは少ない。 ・過去は運命、未来は選択 それを逆にしたらあんばいは悪くなる ・相手の良さを味わう どう自分を見せようか、どうスゴい人に思ってもらえるかを考えるじゃなくて、 自分のことより相手の人を感じるように心がけてその人の良さを味わおうとすると、 前よりたくさんの人達が集まってくれるようになって、むしろ良い評価をされるようになった。 らしい。 ・寝る前に10分間、家族や大切な人、できたら世界中の人の健康と幸せを祈り、自分の欲しい物や状態がすでに叶った様な気持ちになってみる ・瞑想の方法 P176

時間という概念は、人が創り出したもの。往々にして自分の作りだしたものによって逆に縛られてしまう。「いまここ」に気がつけば、未来の不安や恐れ、過去の恨みや後悔にさいなまれることはなくなり、「いま」を自分らしく正直に生きればいいことが分かってくる。人はみな幸せに生れついているのだから。