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夜がはじまるとき
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夜がはじまるとき
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商品レビュー
3.5
37件のお客様レビュー
毎回キングの短編集は幅広い読後感を与えてくれるが今回も然り。 文学的な香りすら漂う佳作(「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」が素晴らしかった!)を並べて最後に下品を極める「どんずまりの窮地」を置く(しかもこの中では一番の長さ)のもまたキング節。
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短編集。 タイトルがなんか素敵だなと思ったから手に取った。 Nという話が強迫性障害の話で、自分でもばかげてるとわかっているのに数を数えたりするのがやめられないというのが、ほんとにつらそうでかわいそうだった。 魔性の猫という話は猫が好きだから猫の話かとちょっと楽しみにしていたけど読んだら怖かった。人を殺しまくる猫ちゃんの話で、殺し方が残忍だった。でも魔性とかいうと性的な響きがある気がするから魔性の猫じゃなくて悪魔の猫とかにしたほうがいいんじゃないかとは思った、タイトル。 アヤーナという話はグリーンマイルを思い出させる話だった。黒人の女の子がキスしたら病気が治ったという奇跡の話。 どんづまりの窮地という話は簡易トイレに閉じ込められて他人のクソまみれになるっていう描写が汚くて読んでてちょっとやだった。綺麗な話ではなかった… 全体的に読んでて楽しい気分になる話はなかったけどキングの本はまた読もうと思っている。
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神保町の書店で買った選書本。ラッピングされた文庫本の中から、本文から抜き出しされた一文を読んで気になる一冊を選ぶというもの。 「幽霊ならまだいい」という文章に惹かれてこちらを選んだ。 It、スタンド・バイ・ミーなどでキング作品はことごとく挫折してきてるので、正直読み切れるか不安...
神保町の書店で買った選書本。ラッピングされた文庫本の中から、本文から抜き出しされた一文を読んで気になる一冊を選ぶというもの。 「幽霊ならまだいい」という文章に惹かれてこちらを選んだ。 It、スタンド・バイ・ミーなどでキング作品はことごとく挫折してきてるので、正直読み切れるか不安だったけれど、面白い! 「魔性の猫」、「聾唖者」、「アヤーナ」が面白かった。特に魔性の猫は友達にも薦めたほど。 「どんづまりの窮地」はコーヒーを飲みながら読むものじゃなかった……何度顔を顰めたことか…ある種一番こわい。こわすぎる。 キングのあとがきに「私の感じた恐怖をみなさんにおすそわけしたいと思って書いた」とあり笑ってしまった。ふざけんなこのやろう。 最近翻訳物が読めなくなってきていたのだけど、楽しく読めたので嬉しかった。 挫折した作品にももう一度トライしてみようかな。
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