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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/11/24 |
JAN | 9784042977018 |
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商品レビュー
3.7
44件のお客様レビュー
比較的最近読んだ本で紹介されていて、買ってみた。 ちょっと表現がくどく感じる点もなくはなかったけど、まぁそうだよねと思うことが書かれている印象。 何か知見を得るのではなく、読み物として読んだ方がいいと個人的には思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ランダムに選ばれた十分に多くの人は、おそらく散らばった解答を持っているだろう。そして各々の意思決定が相関を持たないのであれば、それらが集約されたものは真の解と一致する。あるいは、一致するとまでは行かないかもしれないが、かなり近づく。ただし、これは客観的な解や指標がある場合である。ただ、一人一人の価値観が異なっていても、集団で意志を示せばいつか自分たちの主張が通る時が来ると信じられることが大事だ。それが健全な民主主義なのである。
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「多様性の科学」の内容に不満で、 こっちの本の方がより幅広い視点で書かれているような気がしたので、 読んでみました。(ただし、かなりの読み飛ばしです。) ※多様性の科学 https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4799327526#...
「多様性の科学」の内容に不満で、 こっちの本の方がより幅広い視点で書かれているような気がしたので、 読んでみました。(ただし、かなりの読み飛ばしです。) ※多様性の科学 https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4799327526#comment 「多様性の科学」では、「多様なだけじゃダメなんじゃない?」という自分の疑問に、 ちゃんと答えているような応えていないようなモヤモヤした読了感だったのですが、 こちらの本では、集団が賢くあるための条件を 明確に①多様性②独立性③分散性④集約性だと言っているのだ。 正否はともかく、こちらの方が格段に納得感がある。 (とは言え、「多様性の科学」同様、洋書特有の読みにくさは残念ながらある。。) 独立性っていうのが、「他社の考えに左右されないこと」で、 分散性が「身近な情報に特化し、利用すること」のこと。 独立性と分散性が多様性の条件のようにも自分には思えました。 逆に言うと、男女や国籍が多様であっても、同じ情報ソースに接していたり、 お互いの考えに感化されていたら、それは多様度がおちてしまうということか。 これはチームにとっては結構、難解な問題だなぁ。。 しかし、一番の難しさは、集約性にあるように思えた。 というのも、集約性は、 「個々人の判断を集計し、一つの判断に集約する”メカニズム”が存在する」ことをいうのだが、 この「メカニズム」ってのが結構ミソで、 集団の中に適切な仕組みをつくらないといけないということだ。 本の冒頭に、牛の体重当てクイズという中々センセーショナルな例が載っているが、 こういう集団の平均を扱う問題(別の言い方をすると、明確な答えのある問題)に対しては、 平均を取ればいいだけなのであまりメカニズムの心配をする必要はない。 一方、明確な答えのない問題に対しては、 多様な意見の中から適切な意見を選んだり、 いくつかの有望な意見をピックアップしてそれらを統合したりする必要があるのだが、 その手の問題に対するメカニズムを構築することを考えると途端に難しくなる。 残念ながら、自分の飛ばし読みでは、 上記に対する自分が納得できるような明確な解は 見つけられなかったが(自分が見逃しただけかも!?)、 それでも集団が賢くあるための考察としては、 結構しっかり出来ている本だと思います。 絶版となっているのが残念です。 ちなみに、「多様性の科学」では、 そのメカニズムのキモは、支配型のリーダーではなく、 尊敬型のリーダー(と心理的安全性)にあると 書いてあります。 そういう意味で、2冊合わせて読むと、 多様性についてより理解が深まるかと思います。
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