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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2009/10/19 |
JAN | 9784087464917 |
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3.5
56件のお客様レビュー
文庫フェアで出会った本。 人と同じにしなくてはいけない、ということに耐えられず高校を中退したあと、 日雇い労働をしながら生活する。 その時出会った人たちの影響で本を読むようになり、その中の一冊に強く感銘をうける。 この本の舞台に行きたい! 気持ちを抑えきれず、つてがあるわけで...
文庫フェアで出会った本。 人と同じにしなくてはいけない、ということに耐えられず高校を中退したあと、 日雇い労働をしながら生活する。 その時出会った人たちの影響で本を読むようになり、その中の一冊に強く感銘をうける。 この本の舞台に行きたい! 気持ちを抑えきれず、つてがあるわけでもないのにアメリカへ。 さまざまな人、文化と結びつくうち、 彼の中でひとつ生き方が作り上げられていく。 路上で本を売ったところからはじまり、 今もカウブックスを続けている 『暮しの手帖』編集長としても知られている松浦さんの動き始めた頃のことに重点をおいたエッセイ集。 この本を読んでいて、最初にひっかかったのが、文末でした。 丁寧なですます調のなかに、突然放り出される著者の本音のようなぶっきらぼうな一文があって、いちいちそこで、え?と止まってしまっていました。 それがいつのまにか、その文章が声を持ってきて、明る過ぎない喫茶店で向かい合って語って聞かせてもらってるような気持ちになっていきました。 著者自身が体感したことしか書かれてないんだろうな、という信頼が最後には残るエッセイでした。 文章に誠実さと、もっと良くできる!という強い向上心と、でもそんなことよりもこの素敵なものを残していきたいんだという使命感、その中に茶目っ気が入っていて、こんな人と仕事がしたいとそりゃみんな思うよね、となりました。 人柄がきれいに文章に染み込んでいる、とっても面白い本でした。
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著者は編集者、書店店主。 個人的には、前半はなんとなく読み進むのに時間がかかった。合わなかったのか・・・。 後半の旅行記のほうが楽しく読めた。
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“街の本屋さん”の代表格、千駄木・往来堂書店の 『D坂文庫』から選んだ一冊。 『暮しの手帖』の編集長・松浦弥太郎さんが自身の 青春時代と、そこから得たものをつづったエッセイ。 高校を中退してアメリカに渡ったといういわゆるアウト ローから始まって、本を売ることに楽しみ...
“街の本屋さん”の代表格、千駄木・往来堂書店の 『D坂文庫』から選んだ一冊。 『暮しの手帖』の編集長・松浦弥太郎さんが自身の 青春時代と、そこから得たものをつづったエッセイ。 高校を中退してアメリカに渡ったといういわゆるアウト ローから始まって、本を売ることに楽しみとやりがいを 見つけたことが軽いタッチで描かれている。 でも、このタッチにだまされてはいけないはず。きっと 大変な苦労をしているはずだから。 でも、苦労したことをまったく出さずに、こんな タッチで書いてしまうような人をワタシは支持する。 難しいことを簡単に説明できる人と同じように。 だから、このタッチの中にときどき顔を出す人生訓も ワタシは素直に受け入れられた。(読んでいる間は 「人生訓」なんて堅いフレーズすら思いつかなかった けれど、これはまちがいなく「人生訓」だ。) 下手な人生本を読むよりよほど効いた、ワタシには。 これでまた気になる著者さんが一人増えた。
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