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首挽村の殺人 角川文庫

大村友貴美【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2009/09/24
JAN 9784043943067

首挽村の殺人

¥220

商品レビュー

2.9

16件のお客様レビュー

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2010/07/26

背筋が凍る先祖の祟りの真相は?

横溝正史ミステリ大賞受賞作!岩手の雪深い無医村。因習。連続殺人。雰囲気満点の衝撃作。忌まわしい事件の真相とは?

aoi

2023/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 舞台は岩手県の奥地鷲尻村。 数か月前に村唯一の医師が事故死を遂げていたこの場所に後継の医師としてやって来たのは「滝本志門」。 凶暴な熊、血生臭い昔話、村の財政難、不穏な雰囲気漂う鷲尻村にて連続殺人の影が・・。 凶暴な熊は結局どっかいっちゃうし、意味ありげな昔話も犯人を村人とするミスリードにしかなってない。 読者側には早々に一連の殺人は見立て殺人と匂わせておきながら、登場人物がそれに気付くのがあまりに遅いのも気持ち悪いです。 それでいて見立て殺人自体に大きな意味はなかったですしね。  一番気にかかったのは本作は誰が主人公だったかのか不明な事でしょうか。 主役的な人が不存在です。 滝本医師なのか彩なのか藤田刑事なのか誰でもいいから突出して目立って欲しかった、皆が揃って前に出てないから3人とも脇役と変わりなく、滝本医師が雪崩で死んでも、彩が心新たに出発しても、ラストを藤田刑事がかっこよく締めくくったりしても、特に大きな感動や感傷になることは無かったです。  

Posted by ブクログ

2022/09/15

ふと図書館で目に留まって借りてみました。 初めて読む作家さんです。 岩手の山奥の村で起きる連続殺人を描いたものですが、過不足がありすぎるかな、という印象が残りました。 登場人物の描写が足りず、最後まで個性を掴みきれないまま読み終えてしまった点、殺人と並行して村が獣と化した赤熊...

ふと図書館で目に留まって借りてみました。 初めて読む作家さんです。 岩手の山奥の村で起きる連続殺人を描いたものですが、過不足がありすぎるかな、という印象が残りました。 登場人物の描写が足りず、最後まで個性を掴みきれないまま読み終えてしまった点、殺人と並行して村が獣と化した赤熊に度々襲われるのですが、それは必要であったのかという点でしょうか。 襲われるとしても、人が熊の被害に遭わなくても良かったのではないかと思います。 一方、過疎化が進む雪国の問題については非常に心に迫るものがあり、作品の本筋と離れますが、評価できるものと感じました。 ミステリーとしては、評価が難しいです。 犯人は意外でしたが、犯行に至る理由は解せませんし、この描き方では読み手が犯人を推理できないのも無理はないので。 オススメ度は低いです。 2016年17冊目。

Posted by ブクログ

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