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小林・益川理論の証明
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小林・益川理論の証明
¥220
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商品レビュー
3.8
12件のお客様レビュー
この本で知る、理論屋と実験屋の違い、巨大な装置を駆使して、小林・益川理論を証明したBファクトリーの物語。この理論は、天地創造(神様の領域)、宇宙の始まりに踏み込んだ理論でもありますが、その凄さを伝えてくれる、なんとも凄い本であります、★四つですね。
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小林・益川理論の証明のために高エネ研で行われた実験の説明が中心。詳細に書かれており手軽に読もうと思ったが難しかった。
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「CP対象性の破れ(粒子と反粒子の存在が対象であれば宇宙が存在できないので、この対象性が破れる現象があるはず、という予想)が発生するためには、6種類以上のクオークが必要である」というのが、小林・益川理論である。この理論が発表された1963年当時、確認されたクオークは3種類だったこ...
「CP対象性の破れ(粒子と反粒子の存在が対象であれば宇宙が存在できないので、この対象性が破れる現象があるはず、という予想)が発生するためには、6種類以上のクオークが必要である」というのが、小林・益川理論である。この理論が発表された1963年当時、確認されたクオークは3種類だったことを考えると、とんでもなく非常識な予言と思われた。しかし、それから40数年後、この理論はノーベル物理学賞に輝く。 理論がどれだけ優れていても、その理論の予想することが実験によって確かめられなければノーベル賞の受賞はありえない。つまり、彼らの受賞を支えた実験結果(または実験装置)が、彼らをノーベル賞物理学者にしたといっても過言ではない。その装置こそ、KEK Bファクトリー。直径1Km、周囲3Kmというとんでもない大きさのの実験装置である。 本書は、この装置を支える実験物理学者や、装置の性能、使われている技術、ライバルのスタンフォードとの戦いに焦点をあて、小林・益川理論証明の裏舞台に迫る。著者が立花隆だけに、相次ぐ詳細な記述に辟易させられることもあるが、その分だけ読み応えもある。物理ファンは、ぜひ一読を進める。
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