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千里眼の死角 完全版
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千里眼の死角 完全版
¥330
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商品レビュー
3.5
11件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
アメリカが密かに開発運用していた人間の如き思考力を誇る新時代防衛システムが催眠を受けて暴走、宇宙空間の衛星から地上を攻撃破壊できるようになってしまう。その破壊と恐怖の力をもって世界支配を企んだメフィスト・コンサルティング総帥が、いつも通り美由紀達にぶっ飛ばされるお話でした。 確かに荒唐無稽なSF風味は感じるけれど、序盤の謎に満ちたスリリングな展開はかなり楽しかった。また人の脳に近付きすぎたからこそ催眠を受けてしまう、自殺までするコンピューター、という着眼点が特に目新しく面白いと思った。 美由紀についても内面深く掘り下げられていたのが好印象。いままでの完全無欠なヒロイン像は、ぶっちゃけ自身の絶対的正義を信じて暴走するいっそ悪役よりも質の悪いキャラクターじゃね?とか思うときもあったので、今作を読んで美由紀なりの苦悩と使命感が故の行動だったんだな~と再認識することができた。美由紀への好感度が少し上がった。笑 嵯峨先生と安易な恋愛関係に陥らなかったのは流石だなと。美由紀にとっては辛い指摘だったろうけど、きちんとこの作品とキャラクター達に向き合っている松岡佳祐を見直した。最後にぞろぞろ現れた仲間達が微笑ましかったし、ダビデさん本当に良いキャラしてる。彼も準レギュラー確定でいいのかな?期待したい。今作は★5に限りなく近い★4でした!
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世界各地で頻発する人体発火現象。判明した被害者の身元にはある衝撃の共通点があった。ペンタゴンは事態を憂慮し、密かに動きはじめる。一方、一連の事件に過剰に反応したイギリス王室のシンシア妃の精神状態の安定をはかるため、臨床心理士の嵯峨敏也はバッキンガム宮殿に向かった。世界統治を目論む...
世界各地で頻発する人体発火現象。判明した被害者の身元にはある衝撃の共通点があった。ペンタゴンは事態を憂慮し、密かに動きはじめる。一方、一連の事件に過剰に反応したイギリス王室のシンシア妃の精神状態の安定をはかるため、臨床心理士の嵯峨敏也はバッキンガム宮殿に向かった。世界統治を目論むメフィストによる、人類の歴史を根底から覆す戦慄のプロジェクトに岬美由紀が立ち向かう。
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2018/3 11冊目(通算42冊目)。シリーズ第7弾。アメリカの戦略衛星兵器が乗っ取られ、あわや世界がメフィストグループに侵略されるかどうかという話の筋。シリーズを通じて、国内テロや日中開戦、果ては世界征服とどんどん話のスケールが大きくなるこのシリーズ。細かいことはさておいてハリウッド映画を見る感覚で読むといいのかなと思う。あと、岬の女子高生コスプレのシーンとエピローグのダビデに嵯峨にフラれたといわれて怒り出す岬には爆笑した。話がどんどん現実から離れていくこのシリーズだが、続けて読んでいきたいと思う。
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