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BRASIL-SICK
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BRASIL-SICK
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
この数年,南米への憧れを感じ続けている。それは熱病(SICK)というほど激しくはないが,基礎体温を少し上げるような感じで,途切れることなく僕の内にある。南米といっても広いのだが,僕のイメージはやはりブラジルなんだろう。サッカーにもボサノバにやサンバにも移民の問題にも取り立てて強...
この数年,南米への憧れを感じ続けている。それは熱病(SICK)というほど激しくはないが,基礎体温を少し上げるような感じで,途切れることなく僕の内にある。南米といっても広いのだが,僕のイメージはやはりブラジルなんだろう。サッカーにもボサノバにやサンバにも移民の問題にも取り立てて強い関心のない自分が,なぜ南米に,ブラジルに心惹かれるのか。この本を読んで,その答えが少し分かった気がする。それはこの国にはない多様性と希望なのだ。もちろん,彼の国にはいまだ負の側面も多くあり,単純に憧れの対象となる状況ではないが,それでも僕の求める何かがある。もしくは僕がそれから逃げ出したい何かが,そこには,ない。 宮沢和史はTHE BOOMという形を通して,僕が最も親しんできた音楽家のひとりだが,彼がここまでブラジルに深くコミットしていることは知らなかった。でも,「極東サンバ」及び「TOROPICALISM-0℃」はブラジルの影響を強く受けていることを前面に押し出していたし,その後の作品で民族音楽な響きをあまり表に出さなくなっても,それはブラジル的なもの(あるいは沖縄的なものも)の一時的な影響から脱したというよりは,より深く自分達の中にそれらを消化吸収したのだと感じていた。そんなTHE BOOMの音楽に触れ続けてきたことが,今のこの南米への憧憬に影響を与えていてもおかしくない。 来年の年末年始あたりを目標に,僕はいちどあの大陸に渡ろう。
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【感想】 ブラジル映画祭をおもいだして読んだ。 もっと写真がはいって、ブラジルの色と熱気を感じられるいいな。
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彼が作る音楽、紹介する音楽への情熱の解説書みたいなものかな。 好きな曲も、最近の(実は以前ほど好きになれない)傾向も、CDだけからではわからなかった部分があって、ファンとしては良かったと思う。
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