1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

文士のきもの

近藤富枝【著】

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥1,980

¥385 定価より1,595円(80%)おトク

獲得ポイント3P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2008/11/30
JAN 9784309018911

文士のきもの

¥385

商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

レビューを投稿

2017/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作者の顔の広さと、着物に対する知識の多さに舌を巻いた。 一方で、「風呂敷は今では殆ど使われない」といった内容に首を傾げたりもした。

Posted by ブクログ

2016/08/21

近藤富枝さんの本は装丁が美しい。明治から昭和の様々な文士たちのきものへの思い入れを綴ったエッセイ。「着物」より「きもの」のほうが匂い立つ香気を感じる。明治の小説には絢爛たるきものの描写が多数あったのだなあ。まるでファッションカタログみたい。明治の読者は微細に描写されたきものの豪華...

近藤富枝さんの本は装丁が美しい。明治から昭和の様々な文士たちのきものへの思い入れを綴ったエッセイ。「着物」より「きもの」のほうが匂い立つ香気を感じる。明治の小説には絢爛たるきものの描写が多数あったのだなあ。まるでファッションカタログみたい。明治の読者は微細に描写されたきものの豪華さに胸をときめかせていたのだろう。正直文章できもの描写をされてもピンと来ない面もあり隔世の感があった。谷崎潤一郎の妻・松子夫人の姉妹が勢揃いした写真は白黒ながらため息が出るほど美しい。文学ときものに興味がある方にお薦めしたい一冊。

Posted by ブクログ

2011/09/16

梯久美子『昭和二十年夏 女たちの戦争』で知り、どうしてもよみたくなった一冊。 読み応えがあり、楽しかった。 樋口一葉から中里恒子まで、永井荷風や夏目漱石までを取り込んだ14人を選び、着物を切り口に、作品そのものはもとより、その奥に透けて見える作家の人となりを論じている。 論ずる...

梯久美子『昭和二十年夏 女たちの戦争』で知り、どうしてもよみたくなった一冊。 読み応えがあり、楽しかった。 樋口一葉から中里恒子まで、永井荷風や夏目漱石までを取り込んだ14人を選び、着物を切り口に、作品そのものはもとより、その奥に透けて見える作家の人となりを論じている。 論ずる……というと、物々しいが、着物を追うことが「空中浮遊しているようなうれしさ」と語る通り、著者の語り口は楽しげだ。 私は着物に詳しくないので、わからない点も多いのだが、選ばれた作家はどうだろう? たとえば、田村俊子や長谷川時雨当たりは、ご存じない方も多いのではないだろうか。 また、それぞれに着物姿の作家の写真が添えられているのも嬉しい限り。 これを機会に、このかつての作家の本を手に取るなんて言うのも、また一興かもしれない。 私はもちろん、大谷崎、「王朝のみやびを求めて」が一番読んでいて楽しかった。 『細雪』は、わがバイブル。 映画や舞台で四姉妹を演じる美しい女優さん。でも、著者は「美しいが感動は誘わない」とばっさり。 それよりも、谷崎夫人松子を含む姉妹の写真に惹かれるという。 似た顔立ち、、似た生活感情、似た教養などから滲み出される重層された何かが呼びかけてくるからである……なるほど、なるほど! また、少女の頃、好きだった立原正秋。 今なら、私も、もっと、大人の読み方ができるはず。 着物を切り口に、再び楽しんでみたいと思わせてくれた。 私にとっては、魔法の玉手箱のような、尽きない楽しみが詰まっている一冊だった。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品