1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

豆腐屋の四季 ある青春の記録 講談社文庫

松下竜一(著者)

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥607

¥550 定価より57円(9%)おトク

獲得ポイント5P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1983/06/15
JAN 9784061830585

豆腐屋の四季

¥550

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2011/10/12

1965年刊の随筆。緒方拳主演でドラマ化もされたベストセラー。 作者は豆腐屋を父から継いで、生来虚弱な身体に鞭打ちながら働きつつ、作歌を重ねて朝日新聞に投稿する。その四季を綴る、それだけのお話。 豆腐屋としてと言うよりは、一労働者、一表現者としての思索・発言が目に付きます。「労...

1965年刊の随筆。緒方拳主演でドラマ化もされたベストセラー。 作者は豆腐屋を父から継いで、生来虚弱な身体に鞭打ちながら働きつつ、作歌を重ねて朝日新聞に投稿する。その四季を綴る、それだけのお話。 豆腐屋としてと言うよりは、一労働者、一表現者としての思索・発言が目に付きます。「労働」を愛し、「人」を愛そう、「モノ」を愛そうと一生懸命詠む歌の数々。僕には良し悪しはわからねど、心に響くというか、身につまされます。奥さんを題材に詠む歌のなんと美しいこと。作者が愛するものが、人が、なんと美しく優しく感じられること。 とりあげられる歌には、朝日歌壇の選者による評もついているのでわかりやすいです。だから内容が濃い。とにかく濃い。 作者のエゴや、他を省みない頑固さに幻滅する場面もあります。そりゃそうです、読む人を喜ばせよう、楽しませようとして書いたものでは無いので。そういうのをひっくるめて綴られた青春の記録。 僕は涙無しには読めませんでした。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品