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カティリーナの陰謀

ガイウス=サッルスティウス=クリスプス【著】, 合阪學, 鷲田睦朗【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大阪大学出版会
発売年月日 2008/05/08
JAN 9784872592740

カティリーナの陰謀

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2015/10/02

古来有名なサルスティウスの『カティリーナの陰謀』の邦訳。訳者による「序論」と「解説」を付し、共和政末期のローマの政治状況とカティリーナの陰謀の関連、そして著者サルスティウスの立場について丁寧に紹介している。この事件については、キケローの「カティリーナ弾劾」と題された諸演説も読むと...

古来有名なサルスティウスの『カティリーナの陰謀』の邦訳。訳者による「序論」と「解説」を付し、共和政末期のローマの政治状況とカティリーナの陰謀の関連、そして著者サルスティウスの立場について丁寧に紹介している。この事件については、キケローの「カティリーナ弾劾」と題された諸演説も読むと、どれだけ当時のローマを震撼させた事件であったかが分かるだろう。キケローはのちのちまでこの事件における自分の功績を誇ってやまなかったが、本書ではキケローの扱いはいささか小さい。「最善の執政官」という賛辞はあるものの、キケローの演説などについてはごく簡単に触れられるにとどまり、むしろカティリーナ・カエサル・小カトーの三人の演説が紹介されている。とりわけ、「精神の偉大さ」と「栄光」という点で相並ぶ人物としてカエサルと小カトーを対比している箇所(54節)は、共和政ローマの堕落の原因をカエサルに求めるようなタイプの歴史観に対する一種のアンチテーゼと理解してもよいように思われる。

Posted by ブクログ

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