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「日本」をめぐって
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「日本」をめぐって
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田中優子, 樺山紘一, 成田龍一, 三浦雅士, 姜尚中, 小熊英二との対談集。 石母田正は「中世的世界の形成」で、東国の農村から身を起こした領主たちによって腐敗した天皇・公家の朝廷を克服したとして、封建制が発展しなかった朝鮮半島や中国大陸と対比して日本が植民地にならなかったと考...
田中優子, 樺山紘一, 成田龍一, 三浦雅士, 姜尚中, 小熊英二との対談集。 石母田正は「中世的世界の形成」で、東国の農村から身を起こした領主たちによって腐敗した天皇・公家の朝廷を克服したとして、封建制が発展しなかった朝鮮半島や中国大陸と対比して日本が植民地にならなかったと考えた。東京の歴史家は、在地領主制を中世の形成と考えるが、京都の歴史家は、寺社・貴族の荘園の支配が中世国家の基本と考える。 網野は、東日本は後進地域でヨーロッパの封建制と比較し、西日本は先進地域で中国などの封建制をモデルにすると位置付ける。 網野は、西尾幹二、西部進、石原慎太郎の勝とう勝とうとする方向でナショナリズムを鼓吹するのは、明治以降の近代の歴史に対する反省もないアナクロニズムであると批判する。
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烏兎の庭 第四部 箱庭 8.7.10 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto04/diary/d1008.html#0807
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