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謀将 児玉源太郎 徳間文庫

生出寿(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 1992/12/04
JAN 9784195773895

謀将 児玉源太郎

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2010/05/28

 日露戦争における帝…

 日露戦争における帝国陸軍の名参謀を描く。陸大で教えたプロイセン軍人メッケルをして「児玉がいれば日本は勝つ」といわしめた逸材であった。◆本書を読んで児玉が偉いと思えるのは戦争を「終わらせる」ことの肝要なことを知っていたことだ。戦も終わりの頃、戦場から戻った児玉は政府首脳に向かい、...

 日露戦争における帝国陸軍の名参謀を描く。陸大で教えたプロイセン軍人メッケルをして「児玉がいれば日本は勝つ」といわしめた逸材であった。◆本書を読んで児玉が偉いと思えるのは戦争を「終わらせる」ことの肝要なことを知っていたことだ。戦も終わりの頃、戦場から戻った児玉は政府首脳に向かい、戦争の早期終結を具申している。◆児玉いわく勝ちの見込みを五分から六分にしようとしたのが日露戦争だった。随分無茶な戦い方をしたものだ。日露戦不可を唱えた伊藤博文の方が常識的だったかもしれない。近代日本の歩みはいつも薄氷を踏むようなも

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