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戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった

イシメールベア【著】, 忠平美幸【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2008/02/29
JAN 9784309204864

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商品レビュー

4.4

19件のお客様レビュー

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2024/01/22

詳細な記憶力とリアルな表現力で凄惨極まる戦争体験を語る。どんなフィクションも霞んでしまうだろう。戦争にロマンは存在せず、とはまさにその通り。残虐非道以外の何ものでもない現実は古今東西共通していると思うと、現在も同じ境遇がウクライナや中東、アフリカで人々を苦しめているかと思うと非常...

詳細な記憶力とリアルな表現力で凄惨極まる戦争体験を語る。どんなフィクションも霞んでしまうだろう。戦争にロマンは存在せず、とはまさにその通り。残虐非道以外の何ものでもない現実は古今東西共通していると思うと、現在も同じ境遇がウクライナや中東、アフリカで人々を苦しめているかと思うと非常に心が苦しく、また暴力への怒りを感じる。遠い異国の地といえど、子供たちの日常や家族を思う気持ちは全く同じに感じたので、そういった日々が破壊されていく暴力は耐え難いものがあり、読んでいて非常に辛いが社会の在り方を考える上でも他人事にしないことが大事だと思った。子供時代の古き良き日の思い出に浸るにも、戦争の記憶が間に入って邪魔するなど、ずっと心を苦しめ続けている苦悩を想像するとゾッとする。

Posted by ブクログ

2018/10/02

少年は、12歳の時に内戦に巻き込まれ、友人と悲惨な戦場を逃げまどい、ようやく家族に会えると思った矢先に村を焼かれ家族を失う。民間人を襲うあまりの残虐さに言葉が出ない。生きるためには戦うしかなく、少年は政府軍の少年兵になる。銃を持つことを怯えていた少年が、薬漬けにされ、喜んで捕虜を...

少年は、12歳の時に内戦に巻き込まれ、友人と悲惨な戦場を逃げまどい、ようやく家族に会えると思った矢先に村を焼かれ家族を失う。民間人を襲うあまりの残虐さに言葉が出ない。生きるためには戦うしかなく、少年は政府軍の少年兵になる。銃を持つことを怯えていた少年が、薬漬けにされ、喜んで捕虜を殺すようになっていくのが悲しかった。リハビリセンターに送り込まれた少年たちが、そこでも殺し合いを始めたこともショックだった。それでも、彼らが社会復帰できると信じて諦めなかったセンターの職員のことは本当に尊敬する。読んで良かった。

Posted by ブクログ

2018/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私はシエラレオネという国がどこにあるのか知らなかった。 ウィキペディアによると、在留日本人は2015年現在で15人、在日シエラレオネ人は2014年現在で36人。おそらく私は、シエラレオネ人と出会うことなく一生を終えるのだろう。そんな平和ボケの日本人がシエラレオネの内情の一端を知り得たというだけでも、この本の意義は大きい。 ラップミュージックを愛するごく普通の少年たちが、戦禍に巻き込まれ親兄弟と離れ離れになる。食糧と寝ぐらを求める長くて辛い旅路の果てに、少年たちは戦争を主導する大人たちに捕らえられ、強制的に少年兵に仕立て上げられる。与えられた麻薬で恐怖と罪悪感は麻痺し、彼らは残虐行為を重ねてゆく。 主人公である筆者は幸い、ユニセフによって助け出され、多くの知己を得てアメリカに渡ることができた(もちろんただの幸運ではなく、彼の聡明さや本質の善良さによるものが大きいのだが)が、少し年長であっただけで救いの手から漏れてしまった子や、助け出されても親族から受け入れを拒否され戦場に戻る子、地域から冷たい視線を浴びる子などがこの問題の根の深さを物語る。少年兵であった3年間の記述が少ないのは、本人も思い出したくないのと、あと、少年兵が戦場を離脱した後、刑事罰に問われるケースもあるからかな?と少し勘ぐってしまったり。 真実のもつ力でグイグイ読ませるが、物語の構成はやや稚拙な印象。場面の転換や回想シーンの挿入が唐突で少し戸惑った。あと、主人公を家族として暖かく迎え入れてくれた叔母一家を、仕方がないとはいえ戦火の中に置き去りにして逃げ出し、その後何も言及しないのはちょっと後味が悪かった。

Posted by ブクログ

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