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深夜の逃亡者 扶桑社ミステリー

リチャード・マシスン(著者), 本間有(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 扶桑社
発売年月日 2007/09/01
JAN 9784594054830

深夜の逃亡者

¥660

商品レビュー

2.5

2件のお客様レビュー

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2017/11/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

〇 総合評価  ヴィンスという犯罪者が,深夜の病棟を抜け出し,元恋人を連れ出すために,元恋人の現在の夫と,自分の元マネージャーなどに対し復讐をする話。ヴィンスの一人称で書かれたサスペンスである。  解説によると,1953年に書かれた作品であり,ストーカー行為をかなり先取りした内容となっているということだが…それほどの深みがない。  解説にもあるが,作者であるマシスンが,3日間で書き上げた作品ということであり,それほど深みがあるプロットではなく,サプライズもない。  ただの勢いだけで進んでいくサスペンス。それなりの緊張感はあるが,飽くまでそれなり。ジェーンとヴィンスが死ぬというオチも想定内。なにより,翻訳が悪いのか,マシスンの原文が悪いのかは分からないが,誰が何をしているかが分かりにくい部分が多く,読みにくい。そのため,物語に入り込めない。  総合的に見て,評価はそれほど高くない。キャラクターの造形はなかなかよいと思うので,少しおまけして★2かな。 〇 サプライズ ★☆☆☆☆  ヴィンスは死ぬんだろうな…と思っていると,思っているとおり死ぬ。サプライズはない。 〇 熱中度 ★☆☆☆☆  原文が悪いのか,翻訳が悪いのかは分からないが読みにくい。誰が何をしているのか,把握しにくい部分が多い。物語に入り込めない。 〇 インパクト ★★★☆☆  ヴィンスのストーカー行為だけで1作描き切っている。焦点が絞られているので,インパクトはそれなりにある。 〇 キャラクター ★★★☆☆  ヴィンス,ボブ,ルース,ジェーン,スタンと登場人物は少ないがキャラクターはそれなりに立っている。しかし,それほど魅力的ではないか…。 〇 読後感 ★★★☆☆  ジェーンとヴィンスが死んでも,ちっとも悲しくない。読後感はよくも悪くもない。 〇 希少価値 ★★★☆☆  現時点では絶版になっている様子。手に入りにくそう。   〇 メモ ヴィンセント(ヴィンス)  主人公。ピアニスト ハリー  男性看護師  ルース  ヴィンセントの元恋人。ボブの妻 ボブ  広告・宣伝の仕事をしている。 スタン・シェルダン  ヴィンスの元マネージャー。 ジェーン・シェルダン  スタンの妻。ルースの友達。 〇 ヴィンスは,ハリーを騙し,脱走する。 〇 ヴィンスは,ボブの手からルースを解放するために,逃亡を始める。ある女性の家に忍び込む。 〇 ヴィンスは,逃亡途中に地下鉄の駅で,駅員に撃たれる。 〇 ヴィンスは,スタンの家に侵入する。スタンの家でのヴィンスとスタン夫婦のやりとり。ヴィンスは,スタンに,電話でボブをスタンの家に呼ばせる。ボブはスタンの家に向かう。ルースもタクシーでボブを追う。 〇 スタンの家にボブがやってくる。ヴィンスとスタン夫婦及びボブとのやりとり。その最中,ルースがやってくる。ヴィンスはボブを撃つ。 〇 ヴィンスはルースを襲う。ジェーンはヴィンスを騙し,銃を奪うが,ヴィンスに刺される。ジェーンは死ぬ。 〇 ヴィンスは,ビルから落ちて死ぬ。ヴィンスは父を殺し,ボブの会社に乗り込んでボブを殺そうとしたので,病院にぶち込まれていた。ヴィンスが死んだことで,もう人を殺すことはなくなった。

Posted by ブクログ

2016/01/07

「深夜の逃亡者」1953年にマシスンが描くストーカーのお話です。 http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-12-06

Posted by ブクログ

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