1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

マンガの深読み、大人読み 知恵の森文庫

夏目房之介【著】

定価 ¥859

¥330 定価より529円(61%)おトク

獲得ポイント3P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/光文社
発売年月日 2006/11/15
JAN 9784334784485

マンガの深読み、大人読み

¥330

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

レビューを投稿

2017/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2006年刊行。  1999年から2003年頃までのマンガをテーマにした論考を文庫化してまとめたもの。  「あしたのジョー」のちばてつやインタビューが秀逸。特に力石の死の場面、光源が力石となる構図・人物影の使い方等は、ちばの天才ぶりをいかんなく示している。  また、マンガの海外(西欧・東アジア)マーケットに関する分析も、取っ掛かりとしては興味深いところ。「YAWARA」は実験作だった(浦沢直樹)、無垢を再生産・ループさせるために父子の物語を構築しえた「ドラゴンボール」(鳥山明)などその他の分析も興味深い。

Posted by ブクログ

2014/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 黄表紙、戦前のマンガから手塚治虫、鳥山明、浦沢直樹まで「表現論」の観点から読み解く。 「少年マガジン」黄金時代を築いた「巨人の星」と「あしたのジョー」の徹底分析。 海外から見た日本のマンガ事情とその問題点など、マンガ評論の第一人者が、多くの角度と方法をもって、広がりつつあるマンガの「今」に立ち向かう。 [ 目次 ] 1部 マンガ読みの快楽(手塚治虫は生きている;鳥山明『DRAGON BALL』試論―「強さ」とはなにか?;ねこぢるのうつろな目 ほか) 2部 『あしたのジョー』&『巨人の星』徹底分析(『巨人の星』論;『巨人の星』関係者に聞く!;『あしたのジョー』論 ほか) 3部 海の向こうから読むマンガ(日本マンガは世界を制したか;東アジアのコミック事情と可能性―貸本マンガのルーツを求めて;日本マンガという文化 ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

2013/11/20

読書録「マンガの深読み、大人読み」5 著者 夏目房之介 出版 知恵の森文庫 P135より引用 “ただ懐かしさから、昔の読書に読まれるのではなく、今のマン ガと並んでも遜色ないマンガの登場。いいかえれば、今でも新た な読者を獲得できる作品の登場。 『巨人の星』の成功は、そういう...

読書録「マンガの深読み、大人読み」5 著者 夏目房之介 出版 知恵の森文庫 P135より引用 “ただ懐かしさから、昔の読書に読まれるのではなく、今のマン ガと並んでも遜色ないマンガの登場。いいかえれば、今でも新た な読者を獲得できる作品の登場。 『巨人の星』の成功は、そういう作品レベルの達成でもあった。 ”  目次から抜粋引用 “手塚治虫は生きている  いしいひさいちの極意  『巨人の星』論  『あしたのジョー』論  日本マンガという文化”  漫画家、コラムニスト、マンガ評論で活躍する著者による、マ ンガについて深く分析した一冊。  手塚マンガでの走り方の表現から海外でのマンガについてまで、 丁寧な分析と評論が、マンガと深い関わりのある人達へのインタ ビューとともに掲載されています。  上記の引用は、巨人の星論での一文。 世代を超えて読まれ続ける、古典文学と同じ位置になりつつある のだなと思いました。  海外への文化輸出についても書かれていますが、元の作品を作 ることに携わる人達に、権利関係の処理をする時間があるはずも ないでしょうから、そういう人達が育って揃うまでの混乱はしか たがないのかもしれません。今はそういう人達が揃いすぎて、い いんだか悪いんだかといった時期に入っているのかなといった感 じを、私は受けています。 まあ何を良いと思うかは、千差万別でしょうから、とにかくあら ゆる作品が数多く作られているほうが、色んな人の趣味にあった ものが出て来るようになるでしょうから、いい状況なのかもしれ ないとも思います。 量をこなすことによって、質は自然と向上するとは、齋藤孝氏が 著作の中で行っておられると記憶しています。 ーーーーー

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品