- 書籍
- 書籍
家計簿の中の昭和
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
家計簿の中の昭和
¥110
在庫なし
商品レビュー
2.3
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一銭五厘、召集令状のはがきの代金だったそうです。昭和5年生まれの澤地久枝さん、一銭(百分の一円)の時代だったそうです。私が生まれる少し前まで。昭和24年生まれの私の時代は一円が最小単位でした。(百円札、ありました。五百円札もありました)昭和、平成、令和、今なお一円が生きています。すごいことだなと思います! 澤地久枝「家計簿の中の昭和」、2007.3発行、再読。そう言えば、澤地さんのお友達の向田邦子さんは昭和4年~昭和56年の生涯、昭和を駆け抜け、平成は知らない方でした。
Posted by
満州引揚げからバブルまで、様々な家計簿(決して澤地さん自身の家計簿だけの話ではありません)の中から、過ぎ去りし昭和の面影を探り出して綴ったエッセイです。 転変めまぐるしい戦後の日々、ひたむきだった高度成長期、買いだめに走ったオイルショックの頃、不用意に借金を重ねたバブル時代......
満州引揚げからバブルまで、様々な家計簿(決して澤地さん自身の家計簿だけの話ではありません)の中から、過ぎ去りし昭和の面影を探り出して綴ったエッセイです。 転変めまぐるしい戦後の日々、ひたむきだった高度成長期、買いだめに走ったオイルショックの頃、不用意に借金を重ねたバブル時代...健気に働き、つましく暮らした日々に思いを馳せながら、「わたしの人生はゆたかだったのだ」 という著者。そう、確かに決してつましい暮らしとは思えない、むしろ豪胆で強靭な生命力がそこにはあります。 比べる意味もないことだけど、澤地さんの1年前に建てた私の家は1260万円、澤地さんの家の半分にもならない。いつものことながら出版社の紹介は言葉足らずおかしいです。内容は、今となっては納得いかなかったり、隔靴掻痒のところが間々あります。きものぐるいであったり、タクシーの常用、棄民といいながら見え隠れする "国" に守ってもらおうという姿勢等。
Posted by
ましく暮らし、よく働き―わたしの昭和はゆたかだった。敗戦、高度成長からバブル崩壊まで―著者自身の出納記録帳の行間に過ぎ去りし日々の面影をさぐる、珠玉のエッセイ集。 ______ まさに題名のとおり、戦後から平成までのもろもろ家計簿。 単位が銭とか厘とか出てくるのでピンとこない...
ましく暮らし、よく働き―わたしの昭和はゆたかだった。敗戦、高度成長からバブル崩壊まで―著者自身の出納記録帳の行間に過ぎ去りし日々の面影をさぐる、珠玉のエッセイ集。 ______ まさに題名のとおり、戦後から平成までのもろもろ家計簿。 単位が銭とか厘とか出てくるのでピンとこないが 筆者が丁寧に文章をつづっていて、時代の生活の様子がよくわかる。 お金に関することより、 昭和の女性は強いなぁという印象が。 生き抜くために必死で、余計な雑念は考える余裕もなかったんだろうなぁ。時代の空気に触れた本でした。
Posted by