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ワーキング・プア アメリカの下層社会

デイヴィッド・K.シプラー, 森岡孝二, 川人博, 肥田美佐子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2007/01/30
JAN 9784000257596

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商品レビュー

4.3

11件のお客様レビュー

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2022/01/31

本書には創作した登場人物はいない。クライマックスも物語の終わりもない。人生は未解決のまま続くのである。(序章より) 貧困は出血している傷口のようなものである。防御力を弱め、肉食動物を引き寄せる。 民主主義ほどひどい政治体制はないが、これまで試みられてきた他のすべての政治体制よりは...

本書には創作した登場人物はいない。クライマックスも物語の終わりもない。人生は未解決のまま続くのである。(序章より) 貧困は出血している傷口のようなものである。防御力を弱め、肉食動物を引き寄せる。 民主主義ほどひどい政治体制はないが、これまで試みられてきた他のすべての政治体制よりはまし、とウィンストン・チャーチルは言った。無慈悲で適者生存や弱者の困窮を促進させるような冷酷な競争意識を伴っている。従業員の健康や環境や福利を保護するための規制はアメリカの政界で常に議論の的になってきた。規制は私企業を抑圧し、競争や成長の余地を奪うと考えられてきた。 同時多発テロで命をおとした人の補償金はその人の稼ぎに応じて支払われた。命には値段がついているのだ。 女性が働くときには、保育所や衣服などの経費を伴う。 たくさんたくさん取材し、序章で述べられた通りそれぞれの話は解決しないで終わっているのだが、章ごとにテーマがまとまっている。この貧困の問題はどこからでも手がつけられるし、どのテーマで改善があっても必ず誰かの人生を少し良くする。例えば子供の栄養問題だったり、虐待だったり、労働者の保護だったり。この本を読んでつくづく社会は格差をなくすことに資本を向けるべきだと感じた。貧しい地域の子供たちが「若いときは小児科医として働いて年を取ったら考古学者になりたい」なんて無邪気に将来の夢を語るのに、実際はほとんどの子が高校を中退し大学には行けない現実。子供は実の親より養父母の学力に近づくという事実。すべての子に同じ可能性が与えられ、歳費は貧しい地域の学力を上げ、福祉を充実させることに使われるべきなのだ。

Posted by ブクログ

2018/10/11

自由な国アメリカで働いても働いても貧困から抜け出せないワーキング・プアの人々がたくさんいる。お金がないから教育も受けられず、教育がないから高賃金の職につけず、その繰り返しの中に閉じ込められてしまっている。いまの日本も同じような状態に陥っている。国民皆保険といっても、年々保険料が高...

自由な国アメリカで働いても働いても貧困から抜け出せないワーキング・プアの人々がたくさんいる。お金がないから教育も受けられず、教育がないから高賃金の職につけず、その繰り返しの中に閉じ込められてしまっている。いまの日本も同じような状態に陥っている。国民皆保険といっても、年々保険料が高くなり、無保険の人たちが発生している。大学を出ても正社員になれず、非正規社員のままで年を重ねていく。格差が開いていくことで国がきしんでいく。低所得者ほど選挙にいかないという。政治を変えるには選挙でかえるしかないのに。選挙権が18歳からと決まった。政治を冷笑するのではなく、見張っていかなくてはいけない。

Posted by ブクログ

2017/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2007(原本2004)年刊行。今でこそ「ワーキングプア」は社会的な認知を得た用語だろうが、その嚆矢ともいうべきが本書。著者は広範なリサーチ・インタビューを通じ、非常に詳細な具体例を提示しつつ、米国貧困層(相対的貧困)、ワーキングプアの実像を明らかにする。黒人・ヒスパニックなどのマイノリティへの偏見等、種々の要因があるが、①就学ローン(特に大学)、②若年層・在学生への職業教育の不備、③健康保険・社会保険・雇用保険等、皆保険制度の不存在、④最低賃金制度の不備と違反者へのペナルティの存否などが関わるか。 家族の問題(シングルペアレントが典型)、(性的も含む)虐待、薬物も同様か。◆とはいえ、現在は、他の簡明な書もあるため、本書からの新たな気付きはそれほど多くはない。◆しかし、実例は細かい。換言すれば、先駆的書籍の宿命として、実例を豊富に適示する必要に迫られていたという感想を持つところ。それゆえ、確かに読みにくいけれど、短所とはいえない。

Posted by ブクログ

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