これ、父が当初、必要なものは、そう多くない。シンプルis bestと常々言って、譲り受けた本ですが、、実家に溢れかえったおもひでという名のモノたち(心の闇)が増えるばかりだった幼い頃読んで感動、いまもずっとバイブルです。 生きる指針と言いますか。 まだミニマリストがもてはやされる前だったので、お勤めを終えたモノたちは売る、捨てる以外に譲り合う、大切にしてくれる誰かに育ててもらう。 そんな選択肢があったことに改めて感動。 けれど一番はコンビニでもらう割り箸のように、まずリデュース。ゴミになるものを貰わないことが世の中のもたない暮らしを支えていくのでしょう。 改めて日々を見つめ直してみたい。 ベッド脇の寝る前書棚に、夜ヨガとるきさんとともに立てかけておきたいと思える本。

「持たない暮らし」は「節約生活」とは異なると言う。無料でもらえる雑貨や粗品はもらわない。100円ショップには近づかない。徹底的にリサーチして、本当に気に入った物を買う。 プロローグを読むだけで、ほぼ著者の主張はつかめるのだが、チェックリスト、7つの習慣、実践編といった視点から、飽きさせずに1冊のボリュームに仕上げる力量は、さすが出版社勤務のキャリアを感じさせる。最後まで冗長な感じは受けなかった。 なんとなくモノに囲まれる生活をやめて、自分の生活空間を意識的に創造しよう。環境をもっと自覚的にデザインして生きようという主張だと思う。かといって肩肘張っているわけでもなく、あくまで自然体であることが好印象。特に5章「持たない暮らしはゆったりするものです」はぜひ読んで欲しい。