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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2006/10/28 |
JAN | 9784101425436 |
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商品レビュー
3.6
65件のお客様レビュー
心の深みに触れる作品
女性刑事、音道貴子を描くシリーズの短編集。巡査部長に昇進し、隅田川東署に移った彼女の活躍を描く4編が収められています。いずれも特別派手な事件・出来事ではないけど、人の心の深みに触れる作品です。
ふくしま
中学生のときに『凍える牙』を図書室で借りて読み、主人公である音道貴子(女刑事)の格好良さに衝撃を受けてファンになったシリーズ。大人になってから続きが出ていたことを知り手に取った。 子どもの頃はストーリーと音道刑事の活躍にばかり目が行っていた。今読むと、作者乃南アサさんは登場人物...
中学生のときに『凍える牙』を図書室で借りて読み、主人公である音道貴子(女刑事)の格好良さに衝撃を受けてファンになったシリーズ。大人になってから続きが出ていたことを知り手に取った。 子どもの頃はストーリーと音道刑事の活躍にばかり目が行っていた。今読むと、作者乃南アサさんは登場人物の複雑な心理描写がとても巧いことに気付く。それも主人公(音道刑事)や準主人公(滝沢刑事)のみならず、彼らとは違う立場や価値観をもって生きているであろう上司や先輩、同僚、後輩、それから恋人や家族、そして被害者、犯人それぞれの描き方が一つ一つ丁寧なのである。たとえばこういう描写。 ——どうやら三人の母娘は、この、入り組んだ地域の突き当たりにある小さな家で、実に微妙なバランスで共同生活を営んでいる様子だった。—— 側から見ても関係良しとは言えない、しかし小さな一軒家のなかになぜか上手いこと収まっている母、長女、次女の三人暮らし。微妙なのに絶妙?な母娘関係、姉妹関係が読者にもありありと伝わってくるのに驚き、感心してしまった。 こういう視点をもって、もう一度、『凍える牙』を読み返したい気持ちになった。
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短篇だけど(だからこそ??)、面白さが詰まっていて飽きずに一気に読みました。 人間という生き物の哀しさ、下町の移り変わりなど、ただの刑事小説やミステリー小説という枠だけではおさまらない想いが詰まっていると感じました。
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