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輝く日の宮 講談社文庫

丸谷才一【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/講談社
発売年月日 2006/06/14
JAN 9784062754347

輝く日の宮

¥220

商品レビュー

4.3

36件のお客様レビュー

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2022/10/27

国文学者の女性が源氏物語の失われた一巻を探っていく。 作中人物に、漢詩の発音は適当でよいと言わせながら、本作は(も?)旧仮名遣い。 いろいろ趣味的だが、通俗的な面白さもある小説と思う。 中村(萬屋)錦之助が好きな外人が出てきて嬉しかった。

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2022/09/15

見事と言う他無い。 著者らしいユニークな表現法やインテリが結晶した集大成。 古典文学や『源氏物語』に興味関心が無ければ、「ふぅん」で終わる内容が大半を占めるが、物語的工夫が半端ないので読ませられてしまう。 古典アレルギーの方でなければ一読の価値あり。

Posted by ブクログ

2022/06/03

源氏物語には 「桐壺」と「帚木」の間に“輝く日の宮”と題された巻があったのでは、とされる説があります。その根拠は、幾つかあり、本書でも触れられています。 この小説は、エピローグ“0“ で主人公の国文学者・安佐子の高校生時代のスリリングな小説から始まります。そして、この小説が作中...

源氏物語には 「桐壺」と「帚木」の間に“輝く日の宮”と題された巻があったのでは、とされる説があります。その根拠は、幾つかあり、本書でも触れられています。 この小説は、エピローグ“0“ で主人公の国文学者・安佐子の高校生時代のスリリングな小説から始まります。そして、この小説が作中、所々でエッジを効かせます。 実は、私は本書は、「源氏物語第1.5帖 輝く日の宮」なる創作物語としての小説のみを読むつもりでいたのです。全く思い込んでいて。 各章で、多種な場面設定が用意されて、多様な知識人が登場します。芭蕉、武藏、鏡花等々、彼らを媒体として多彩な文学評論がなされていきます。これが、ストーリーを伴って無理がない。 作品半ば4項あたりから源氏物語の核心に近づいていきます。安佐子が、悩みながら研鑽を重ね「輝く日の宮」の執筆となります。豊富な資料、幅広い知識、深い考察に圧倒されます。特に、紫式部と藤原道長との関係性からの、「輝く日の宮」廃棄説は、それなら許せるかしらと思わせるものでした。 そして、それだけでなく、安佐子と独身主義者の彼(武藏好きでなかなかのエリート)との大人の恋の行方がこの小説を馴染みやすくさせ、いろごのみ感を楽しめます。 なかなか一読では読み切れません。もう少し源氏物語を読んでから再読しようと思います。

Posted by ブクログ

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