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日本語の歴史
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日本語の歴史
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商品レビュー
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33件のお客様レビュー
日本語の歴史的変遷にまつわる事実を紹介している本です。 「あとがき」で著者は、「日本語の歴史に関する細かい事実は、数限りなく明らかにされており、どれをとりあげるのかの取捨選択に迷うほどです。その一方で、現象はわかっているのに、何故そういうことが起こったのかが解明されていない場合...
日本語の歴史的変遷にまつわる事実を紹介している本です。 「あとがき」で著者は、「日本語の歴史に関する細かい事実は、数限りなく明らかにされており、どれをとりあげるのかの取捨選択に迷うほどです。その一方で、現象はわかっているのに、何故そういうことが起こったのかが解明されていない場合が多すぎる」ために、「細かい現象をいくら列挙しても、それを貫く法則的なものや、引き起こした原因がわからなければ、面白くもなんともありません」と述べて、本書の方針を定めるのに難航したことを告白しています。わたくし自身も、「日本語の歴史」という本書のタイトルを見て、現在までに解明されている日本語の歴史的変遷にまつわる諸成果のなかから、一般の読者にも理解しやすいものをならべているような内容を予想していたのですが、思った以上にたのしく読むことができました。 古代から近代にいたるまでの日本語の変遷にまつわることがらのなかから、「各時代の特色を出せる」ようなものに絞り込み、それについて比較的多くのページ数をさいて説明がなされています。言語学的な事実の羅列ではなく、現代のわれわれが日常のなかで用いていることばが、歴史的な変遷を経てかたちづくられてきたことを実感することができる内容だと感じました。
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「ます」は、江戸時代の初めから頻用されています。室町時代に盛んに使われた丁寧表現「まらする」が「まっす」になり、「ます」に変化したものです（Ⅳ 近代語のいぶき p.151）。
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こういう話を中学、高校の古文の授業で聞きたかった。そうすれば古典嫌いが相当減るよ、きっと。国語の先生ガンバレ！
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