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ぼくのメジャースプーン
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ぼくのメジャースプーン
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商品レビュー
4.1
242件のお客様レビュー
辻村作品は、仕掛けも…
辻村作品は、仕掛けも内容も大きなものが多いので、考えさせられることが多いです。このくらいの年頃って、こんなに真っ直ぐで真剣だったろうかと思いました。痛々しいくらいに真っ直ぐで、他にも選択の余地はあるのに「これしかないんだ」と思える一途さ。誰かを守りたい、助けたいと思う気持ち。大人...
辻村作品は、仕掛けも内容も大きなものが多いので、考えさせられることが多いです。このくらいの年頃って、こんなに真っ直ぐで真剣だったろうかと思いました。痛々しいくらいに真っ直ぐで、他にも選択の余地はあるのに「これしかないんだ」と思える一途さ。誰かを守りたい、助けたいと思う気持ち。大人になると薄れてしまう大切な感情がそこにはありました。最後の最後に見えた希望の光には、何も言えなくなりました。胸がいっぱいでした。
文庫OFF
(少なくとも10年以上ぶりの)再読。結末は忘れていたので意外性があったけど、小学四年生ができることではないと思う。 秋先生の博識ぶりに、作者の我の強さ(登場人物を通した「私」の博識ぶり)をアピールされているようでちょっと辟易した。
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同級生のふみちゃんのことが大好きな小4の僕が罪と罰を天秤にかけて司法によらず裁量権を振るうお話。 「凍りのクジラ」でちょい役だったピアノ少年と言葉を失った少女が登場します。少女のふみちゃんのほうはヒロイン役に昇進してました。 僕の特別で憧れのふみちゃんが事件後ショックで心を閉ざし...
同級生のふみちゃんのことが大好きな小4の僕が罪と罰を天秤にかけて司法によらず裁量権を振るうお話。 「凍りのクジラ」でちょい役だったピアノ少年と言葉を失った少女が登場します。少女のふみちゃんのほうはヒロイン役に昇進してました。 僕の特別で憧れのふみちゃんが事件後ショックで心を閉ざししゃべらなくなってしまったのは犯人のせいだと逆恨みして復讐を考える。社会的には器物破損で罰金刑と世間を騒がせたとゆうことで医学部から退学処分を受けたのだけど・・・・ 呪いの力を持ってる僕はそれでは犯人は反省してないと納得がいかない様子。 どんな復習が妥当なのか苦悩するなか小4とは思えない発想にぶったまげました。それを天秤にかけるとは! 作中、辻村さん遂にウサギ殺しを書いちゃったんだと動揺しました。どこまでがセーフでどこからがアウトなのかって彼女の判断基準にも興味持ってたのですが、ゴキブリはOKでも、小動物になると判断が別れるところだと思います。大きさではなく家畜やジビエ動物はOKでもペットはNGとかそうゆう見解もありますけど、ここでウサギとゆうジビエかペットか曖昧な動物を持ってくるとは流石ですね。判断は力を持った者に都合のいいものだったりするので相対的なんですけど深く考えさせる内容でした。裁量権についても同様で深く考えさせられたんですけど最初から、そんな力は使ってはいけないと言ってた母親が一番理解してるように思えました。
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