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秋霜
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秋霜
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商品レビュー
4.2
8件のお客様レビュー
人生の黄昏。肉体的に…
人生の黄昏。肉体的にも衰え、髪に白いものが増えて来る年齢。人生の峠を超え、行き着く先がほぼ見えてくる時期、希望や気力がなくなって来る時期。失うものが多く、得るものが少ないライフ・ステージ。シリーズ「ブラディ・ドール」第4巻は58歳、画家遠山一明、人生の「秋霜」に立つ男である。 作...
人生の黄昏。肉体的にも衰え、髪に白いものが増えて来る年齢。人生の峠を超え、行き着く先がほぼ見えてくる時期、希望や気力がなくなって来る時期。失うものが多く、得るものが少ないライフ・ステージ。シリーズ「ブラディ・ドール」第4巻は58歳、画家遠山一明、人生の「秋霜」に立つ男である。 作者は文中で遠山に『人生の夕暮れを、私は妻を失うことによって他人よりも早く感じたかもしれない』と、言わせている。その遠山が若い女・玲子を守るために、老いた命の火を燃やして、闘いを挑む。なんともうらやましい老年の門口に立った男の再生物
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一人称は画家•遠山。 老境に差し掛かった画家であり、暴力沙汰には慣れていない。 だがやはり男である。意地を通す。 女に逢う。そのためだけに断崖絶壁と己自身と戦い切り、崖を登り切りってボロボロのヤッケのまま…「私がいる。お前には私がいる」 なんというオッサンであろうか。格好が良すぎ...
一人称は画家•遠山。 老境に差し掛かった画家であり、暴力沙汰には慣れていない。 だがやはり男である。意地を通す。 女に逢う。そのためだけに断崖絶壁と己自身と戦い切り、崖を登り切りってボロボロのヤッケのまま…「私がいる。お前には私がいる」 なんというオッサンであろうか。格好が良すぎる。 蒲生の爺さんも登場するが、燻銀のカッコイイジジイがいい味出している。 男の在り様というのは年齢など関係ない。どう在るかという事か。
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