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ミオよわたしのミオ 岩波少年文庫080

アストリッド・リンドグレーン(著者), 大塚勇三(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2001/03/16
JAN 9784001140804

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ミオよわたしのミオ

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商品レビュー

4.1

15件のお客様レビュー

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2010/05/28

別世界「はるかな国」…

別世界「はるかな国」へ迷い込んだ孤児の少年ボッセの物語。初めて読んだ時、それまで出会ってきたリンドグレーンの作品とはかなり作風が違っていて驚きました。胸に響く上質な作品です。

文庫OFF

2022/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

僕を呼ぶお父さんの声さえ信じていれば何も怖くない。 孤児だったボッセは引き取られた家でも愛されず、辛い思いをしていた。ある夜、別の世界に引き込まれたボッセは、その「はるかな国」の王子ミオであった。そこには優しいお父さん、親友ユムユム、美しい白い馬ミラミスがいた。美しいバラ園や遠乗り、何より愛する父王との日々を楽しんでいたボッセだが、自分が残酷な騎士カトーと戦う運命であることを知る。 「ミオよ、わたしのミオ」と呼びかける父の声がピンチに陥り弱気になったミオを奮い立たせる。親友ユムユムとの絆も美しいが、何より素晴らしいのはボッセが父王の愛情を疑わないこと。父は自分が嫌いだからこんな戦いに向かわせるのかと疑う瞬間は一度もない。反対に、父も離れるのは悲しかっただろうけれど、信じて送り出してくれたと考えられるボッセ。恐ろしい試練に対して、自分がやり遂げることを父王が信じているから、悲しくても辛くても立ち向かう。かけられた愛情は勇気や自信になる。それをこの物語は力強く語りかけてくる。

Posted by ブクログ

2019/10/02

素晴らしかった。 リンドグレーンの文も、大塚勇三さんの日本語も、ぐいぐいと読ませてくれる。 主人公は、現実世界には二度と戻れない寂しさを持っているまま、はるかな国で幸せに暮らしていくのがら、なんとも言えない。 登場する名前が、ミオ、ユムユム、ミラミス、など響きが愛らしい。

Posted by ブクログ

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