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甦る男 リーバス警部シリーズ ハヤカワ・ミステリ1728

イアン・ランキン(著者), 延原泰子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2003/04/15
JAN 9784150017286

甦る男

¥990

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2012/04/06

スコットランドの警察物。 シリーズ13作目。 初期の物をずっと前に読んで以来、久しぶり。 MWA賞受賞作だということで。 ジョン・リーバス警部はいつもマイペースで、規則ギリギリの仕事ぶり。 今回は捜査会議中に女性上司ジル・テンプラーにカップを投げつけるという規則を越える事をやら...

スコットランドの警察物。 シリーズ13作目。 初期の物をずっと前に読んで以来、久しぶり。 MWA賞受賞作だということで。 ジョン・リーバス警部はいつもマイペースで、規則ギリギリの仕事ぶり。 今回は捜査会議中に女性上司ジル・テンプラーにカップを投げつけるという規則を越える事をやらかし、警察学校の再教育コースに送り込まれた。 そこには、上司に反抗的だったり、チームの仕事で問題を起こした警官が各地から数人集められていた。 平均して勤続20年は越える古強者ばかり。 中でもグラスゴーのフランシス・グレイ警部は大柄でいつも座の中心になるような人物。 授業の一環で、協力して再捜査をするというコースがあり、取り上げられた古い事件にリーバスは驚く。 暗黒街の殺し屋リコが殺され、証人が失踪した事件。リーバスが浅からぬ関わりを持った事件、忘れたい悪夢だったのだ。 リーバスがここに送り込まれた真の理由とは…? 上司にも再捜査のチームにも疑心暗鬼となりながら、孤独な葛藤を続けるリーバス。 交際中の女性には最悪のタイミングで鉢合わせ。 頼りになるのはシボーンだった。 セント・リバーズ署では、リーバスの相棒の女性シボーン・クラークは部長刑事に昇進、リーバスの留守中は年下の新人ハインズと組まされている。 さらに、リーバスの代わりにと送り込まれてきたのがデレク・リンフォード。短い期間シボーンが付き合ったことがあるのだが、いささか勘違い男。 いまだに気がある様子で、何かと緊張が漂うことに。 美術商マーバーが自宅前で殺された事件。 関連して、エジンバラの陰のボス、ビッグ・ジェルことカファティが浮かび上がってくる。 リーバスにとっては宿敵なのだが、リーバスがカファティに取り込まれているのではないかという黒い噂を立てられている人物でもあった。 シボーンが聞き込みを続けるうちに、保護したいと見張っていた女性ローラが目の前で前夫に刺されてしまう。 そのとき聞いたドアが閉まる音を一生忘れられないだろうと思うシボーン。 かなりしっかりしてきた様子で、頑張ってますね。 リーバスに似てきたと言われて複雑な心境? 平行して起きる事件や多彩な登場人物が重層的に書き込まれ、剛腕ぶりが発揮されています。 ちょっとした滑稽さや情けなさも交えながら。 読み応えがありました。 著者は1960年、スコットランドのファイフ生まれ。 86年に作家デビュー、リーバス警部シリーズで人気を集め、97年に「黒と青」でCWA賞ゴールド・ダガー受賞。 この作品は2001年発表。

Posted by ブクログ

2011/09/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

リーバス警部シリーズ13作。アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)受賞。ジルに紅茶を投げつけるという信じられない行動のおかげで再教育コースを受けることになったリーバス。けれどこの行動の裏にはある企みが隠されていた。この企みを信じていいのかどうか葛藤するリーバス。今回はまたまたカファティがたっぷり出てくる。くっきりと姿格好を描写するところがあり、私の頭の中にあるカファティ像が崩れてしまった。画商殺害事件を追うシボーンはますますリーバスに似てきた。新人君にはときにつれなく、ときに優しく。ブレインズとの仲は安全地帯。鈍感君リンフォードがちらちら出てきた。捜査上に必要な情報をくれた女性警部リズは、このあとまた出てくることがあるのかな。

Posted by ブクログ

2010/09/06

イアン・ランキンのリーバス警部シリーズ第13作。エジンバラの美術商殺害事件の捜査方針で上司と対立したリーバス警部は、思わず紅茶の入ったマグを投げつけてしまう。彼は警察官再教育施設に放り込まれるが、そこには同様に上司に歯向かい、施設送りにされた五人の刑事がいた。日頃から独断的な捜査...

イアン・ランキンのリーバス警部シリーズ第13作。エジンバラの美術商殺害事件の捜査方針で上司と対立したリーバス警部は、思わず紅茶の入ったマグを投げつけてしまう。彼は警察官再教育施設に放り込まれるが、そこには同様に上司に歯向かい、施設送りにされた五人の刑事がいた。日頃から独断的な捜査に終始する彼らは、協調性を養うためチームを組まされ、暗黒街の逃し屋が殺された未解決事件を追うという課題を与えられる。実はその事件はリーバスにとって忘れることのできない傷だった。一方、部長刑事に昇進したシボーンは美術商殺しを追うが、やがて事件にリーバスの宿敵ラファティがかかわっていることを知る。ひねりのある展開で面白い。リーバス路線に変化しそうな?シボーンの活躍も見所。この後、シリーズは二作品だけハードカバーで出版され、今年ポケミスに戻ってきました。残りはいずれ読むことにします。

Posted by ブクログ

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