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欺かざるの記抄
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欺かざるの記抄
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「欺かざるの記」私小説と言ってもいいのだろう。明治29年2月、まだ伊豆に住んでいた頃から始まり、最後は富永とみへの求婚も失敗した明治30年(1897年)1月23日までの日記調。多くの人が本名で登場している。赤裸々過ぎて「いいの?!」と思ってしまう。 文学全集で読んだので、文庫本...
「欺かざるの記」私小説と言ってもいいのだろう。明治29年2月、まだ伊豆に住んでいた頃から始まり、最後は富永とみへの求婚も失敗した明治30年(1897年)1月23日までの日記調。多くの人が本名で登場している。赤裸々過ぎて「いいの?!」と思ってしまう。 文学全集で読んだので、文庫本だとどこに収録されているかわからないけど、似たようなテーマの作品の感想も一緒に。 「鎌倉夫人」妻に捨てられた男が、元妻のその後の噂を聞き、仕返しを企む。できれば3人の男を手玉に取ったと言う「色女の手管」の方に焦点を絞って書いてほしかった・・・って出来ないよね、捨てられた男じゃ。 「運命論者」知らずに異父妹と結婚してしまった男の話。お酒を飲むしかないっていうのが悲しいです。♪もう僕はどうしたらいいんでしょう? (2007.10.6)
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