1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 新書

「あたりまえ」を疑う社会学 質的調査のセンス 光文社新書

好井裕明(著者)

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥814

¥220 定価より594円(72%)おトク

獲得ポイント2P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

5/4(土)~5/9(木)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 2006/02/20
JAN 9784334033439

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

5/4(土)~5/9(木)

「あたりまえ」を疑う社会学

¥220

商品レビュー

3.9

44件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/09/08

社会学のフィールドワークにおいて、研究者自身が自己自身の立場そのものを問いなおされるような経験をすることに目を向け、そうした経験から社会学者はいったいなにを学ぶことができるのかという問題について、著者自身のこれまでの体験を振り返りながら考察をおこなっている本です。 著者は、近年...

社会学のフィールドワークにおいて、研究者自身が自己自身の立場そのものを問いなおされるような経験をすることに目を向け、そうした経験から社会学者はいったいなにを学ぶことができるのかという問題について、著者自身のこれまでの体験を振り返りながら考察をおこなっている本です。 著者は、近年社会学という営みに注目が集まっているといい、社会調査士という資格制度が進められていることに触れたうえで、そこでは計量的な調査技法にかんしては充実しているものの、質的研究がやや置き去りにされているという問題点を指摘しています。調査をおこなうということは、人びとの生きている現場に踏み込んでいくことであり、調査をおこなう研究者自身が彼らとのかかわりを通じて自分自身が変わっていく過程をたどるとともに、そのような体験を通して研究者自身がこの社会を生きている人びとが生身で体験している真実に触れ、それをともに生きることになるのではないかと考えます。 本書では、このような経験をもとにしておこなわれた研究の実践例が紹介されています。佐藤郁也の『暴走族のエスノグラフィー』(1984年、新曜社)をはじめ、大衆演劇の世界に飛び込むことで書かれた鵜飼正樹の『大衆演劇への旅』(1994年、未来社)や蘭由岐子の『「病いの経験」を聞き取る―ハンセン病者のライフヒストリー』(2004年、皓星社)など、質的調査における経験そのもののもつ力を示すような例を通して、社会学という営みがもっている、客観的な調査とはべつの可能性が示されています。 著者の社会学にかける熱い思いがつたわってくる内容でした。

Posted by ブクログ

2023/06/09

カテゴリー化という呪い。どんどん分節化してなにを明らかにしているのだろう。と研究に対して釈然としない時がある。興醒めというのかな。でもそれは研究者の視点やアプローチの工夫次第なのかもしれない。「世の中を質的に調べる」センス、もっと磨いていきたいなぁ。

Posted by ブクログ

2020/11/22

好井さんの社会学のちょうどよいまとめになっている。被差別部落での調査でのやりとり、その具体的なやり取りから自分の立ち位置が明らかになる。 また、鵜飼正樹さんという大衆演劇に実際入ってフィールドワークしている人がいることに驚く。 ミクロ社会学って一言でまとめれるけど奥は深い。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品