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苗字と名前の歴史 歴史文化ライブラリー211

坂田聡(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 吉川弘文館
発売年月日 2006/04/01
JAN 9784642056113

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苗字と名前の歴史

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2023/03/21
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川崎市の電子図書館が始まったので試し読み。 ◎苗字系 姓・苗字・氏。明治から近代では区別されない。 日本古代の場合は、たとえば蘇我大臣馬子場合。 蘇我が氏(天皇に仕える集団のこと。ギルド名?) 大臣が姓(かばね。国政上に占める位置。役職) 奈良時代や平安時代に、次第に氏と姓が形骸化したり混ざり合ったりしていた。(律令制に置きかわり) 姓と苗字は何が違うか。現代人が名乗っているのは姓ではなく苗字。(姓は元はギルド名や役職名なので) 氏(うじ)にはどんなものがあったか。藤原、大江、中原、菅原、清原。源、平、橘、秦、紀。など。 平安後期の貴族の名称は源平藤橘と呼ばれた(みなもと、たいら、ふじわら、たちばな) 平安、鎌倉時代は夫婦別姓が一般的だった。 ◎男性名 紀伊国粉河寺(和歌山県那珂郡粉河町)に存在する名付け帳。これは、その地域に生まれた男児の名を1478年から現在まで記録し続けている巻物。 この巻物によると、1748年〜1751年あたりから父親の名前に苗字が記載され始めた。 中世まで遡れる苗字は、林・谷・杉原・岡田など。 1573年以降、子供の名前に丸が使われるようになった。 戦国時代の子供の名前には、上に楠・松・千代・鶴・亀・千など、下に法師・楠・松・若・石・鶴・亀などが多いが、江戸に入って次第に消滅した。 江戸初期は子供の名前に蔵が多いが、1664年をピークに吉の字に入れ替わる。 また名前の受け継ぎも見て取れて、生まれた子の幼名から成人すると父親の名前(平内、左衛門三郎、又五郎…といった名前)を引き継いでいる例も数多く見られた。 ◎女性名 平安〜鎌倉の女性名は以下5パターン。 ・古代型(虫売、広刀自売)売は「め」と読む。動植物に神が宿るというアミニズム的名称で10世紀には消滅。 ・嘉字+子(定子、彰子)9世紀後半〜10世紀に激増し11世紀後半に絶滅。嵯峨天皇の命名改革により子のつく女性名が一般化した。 ・童名型(観音女、鶴石女)11世紀に登場し、13世紀初頭に急増。アミニズム系や仏教系。 ・排行+子(姉子、二子、三子)排行は太郎次郎など生まれた順番を示すやつ。相続のため(出生順で相続する土地や財産が違った)。10世紀前半に登場し、11世紀〜13世紀初頭の女性名の半分を占める。 ・氏女(藤原氏女、中原氏女)11世紀後半に登場。実家との結びつきの強さを象徴。 室町時代の女性名は、もっと女性の地位が落ちており、童名のままか、男性名+女パターンの二択になった。

Posted by ブクログ

2010/07/14

[ 内容 ] 日本人の多種多様な苗字と名前は、何に起因するのか、その起源を探り、日本独特の苗字の歴史をたどる。 家名と家制度、男性と女性の違い、現代の夫婦別姓問題など、様々な視点から分かりやすく説いた蘊蓄あふれる書。 [ 目次 ] 「名づけ」の今日と過去(「名づけ」をめぐる諸問...

[ 内容 ] 日本人の多種多様な苗字と名前は、何に起因するのか、その起源を探り、日本独特の苗字の歴史をたどる。 家名と家制度、男性と女性の違い、現代の夫婦別姓問題など、様々な視点から分かりやすく説いた蘊蓄あふれる書。 [ 目次 ] 「名づけ」の今日と過去(「名づけ」をめぐる諸問題;中世・近世の庶民の一生と人名の変化) 姓と苗字(姓、苗字、そして氏;古代貴族の姓 ほか) 男性の名前(中世男性の名前の種類;近江国菅浦住民の人名 ほか) 女性の名前(平安~鎌倉時代の女性名;夫婦別姓から夫婦同苗字へ ほか) 名前と社会(家名と家制度;名前からわかる社会秩序と習俗) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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