1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

歴史学の野心 ブローデル歴史集成2

フェルナンブローデル(著者), 浜名優美(訳者), 尾河直哉(訳者), 北垣潔(訳者), 坂本佳子(訳者), 友谷知己(訳者), 平沢勝行(訳者)

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥6,380

¥3,355 定価より3,025円(47%)おトク

獲得ポイント30P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 藤原書店/
発売年月日 2005/05/30
JAN 9784894344549

歴史学の野心

¥3,355

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2016/03/09

ブローデルは、フランス宗教戦争の原因をフランス人自身の不寛容さにあったと言及している。はたしてこれは、過ぎた世界のことなのだろうか。 21世紀、フランスではパリ新聞社襲撃事件が起き、世界のあちこちで信仰を盾としたテロが発生している。とりわけヨーロッパ圏では、イスラム教徒を排除し...

ブローデルは、フランス宗教戦争の原因をフランス人自身の不寛容さにあったと言及している。はたしてこれは、過ぎた世界のことなのだろうか。 21世紀、フランスではパリ新聞社襲撃事件が起き、世界のあちこちで信仰を盾としたテロが発生している。とりわけヨーロッパ圏では、イスラム教徒を排除しようとする動きが活発化し、フランスでは、モスクに爆弾が投げこまれるという報復行為もみられる。 宗教戦争は、16世紀だけに起きた特異な事件などではけっしてない。まさに今、人間が不寛容になればいつ何時でも繰り返される現実である。ブローデルはこうもいう。(サン・バルテルミーの虐殺について想起することで)「問われているのは歴史学とともに道徳であり、フランスおよびフランス人についての痛切な自省です。これでよいのであり、当然こうでなくてはいけない」。 問いつづける意義があるのではなく、問いつづけなければならない歴史。ブローデルが抱いていた危機感を、今こそ共有すべきだろうと思う。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品