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死が最後にやってくる ハヤカワ文庫クリスティー文庫83

アガサ・クリスティ(著者), 加島祥造(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2004/04/15
JAN 9784151300837

死が最後にやってくる

¥440

商品レビュー

3.8

20件のお客様レビュー

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2010/05/28

古代エジプトを舞台に…

古代エジプトを舞台にした異色ミステリ。族長である父が連れて帰ってきた美しい愛人が、家族間でくすぶっていた問題に火をつける。個人的にはクリスティ作品の中では一番好きだ。

文庫OFF

2022/08/23

古代エジプトを部隊にしたお話。 数ヶ月に渡る長い期間の話が描かれているのが特徴。とは言え、その長い期間における人間の間の機微が事件に関わってくる的な点話で、要はいつものクリスティ。 事件が開始すぐに起こらないのは、前作「ゼロ時間へ」と似ているとも感じた。

Posted by ブクログ

2022/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古代エジプトでも連続殺人は起こる。 父親が若い愛妾を家に連れてきた。彼女の態度に家の者たちが反感を募らせる中、彼女は亡くなった。そして続く不幸。夫を亡くして実家に帰ってきていたレニセンブの運命はいかに。 いや古代エジプトの意味あったかな、と言ってはいけないのだろうけど、クリスティーがエジプトにハマっていたことは伝わる。しかし別に古代エジプトでなくてはいけない理由は特になかった。だからこそ普遍的なミステリは時代も場所も選ばないんだなぁと思う。多分実写化するならセットを組めばロンドンでも東京でも大丈夫な古代エジプト。 気の強い義姉、気の弱い兄、自尊心の強い兄、おっとり静かな義姉、我儘で自惚れ屋の弟、老獪な祖母、落ち着いた管理人、湿っぽく押し付けがましい召使い、若くて歌の上手い書記、一家の主人、性格の悪い愛妾。これだけキャラクターが揃っているだけでお腹いっぱいである。一人、また一人と死んでいくのはなかなかスリルがあり、最後にレニセンブに迫る害意もハラハラする。そして明かされる犯人。 確かに自分で毒を入れたなら飲む量を調節できる。ずっと低い評価をされてきた抑圧からの悪に染まってしまった心。探偵役が犯人に示す温情とレニセンブへの誠実さ。最後のロマンスも含めてクリスティーだなぁと満足。

Posted by ブクログ

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