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奇想の系譜 又兵衛-国芳 ちくま学芸文庫

辻惟雄(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2004/09/10
JAN 9784480088772

奇想の系譜

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商品レビュー

4.4

44件のお客様レビュー

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2010/05/28

ユニークで大胆な浮世…

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文庫OFF

2024/02/28

『奇想の系譜』 辻惟雄 2004年 ちくま学芸文庫 著者である辻惟雄(つじ のぶお)の代表作。 当時1970年に刊行され、 その後新版が出され私がいま手にとっている 文庫版が出されたのが2004年である。 この長期間の間に本書で紹介された エキセントリックな6人の画家の人気に ...

『奇想の系譜』 辻惟雄 2004年 ちくま学芸文庫 著者である辻惟雄(つじ のぶお)の代表作。 当時1970年に刊行され、 その後新版が出され私がいま手にとっている 文庫版が出されたのが2004年である。 この長期間の間に本書で紹介された エキセントリックな6人の画家の人気に 劇的な変化が起こったわけだが、 本書で紹介された「奇想」な6人、 岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、 曾我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳を紹介していく。 ⬛︎岩佐又兵衛(いわさ またべえ) 1578〜1650年 摂津伊丹城主として織田信長に仕えた 荒木村重の妾腹(しょうふく)の子として生まれる。 義経伝説に基づく物語絵巻 「山中常磐」(やまなかときわ)が紹介されるが 幕末から明治にかけて活躍した絵師、 月岡芳年の「血みどろ絵」の本家というべきかは 定かではないがおどろおどろしい 凄惨な「常盤殺し」や「首運びの行列」の描写は 思わず目を覆いたくなる。 ⬛︎狩野山雪(かのう さんせつ) 1590〜1651年 狩野山雪の養父である狩野山楽は、 狩野永徳、長谷川等伯、 海北友松(かいほうゆうしょう)と共に、 桃山画壇の四巨匠の一人に数えられた画人。 狩野山楽は、 かの豊臣秀吉の小姓として仕えていた時、 その非凡な画才に眼をつけた秀吉が、 狩野派の代表的画人、 狩野永徳に弟子入りさせたのが 画家としての出発点と伝えられる。 そんな養父の跡継ぎとなったのが 狩野山雪である。 山雪が描いた作品の中で特筆すべきは、 白梅の巨大で躍動感溢れる幹が印象的な 「梅に山鳥図」や「老梅図』」 グロテスクでホラーな「寒山拾得図」だろう。 ⬛︎伊藤若冲(いとう じゃくちゅう) 1716〜1800年 詳しくは前々回投稿した 『よみがえる天才1 伊藤若冲』に譲るとして 本書でも若冲の代表作 「動植綵絵(どうしょくさいえ)」が 取り上げられており、 近年一気に人気が高まった画人だ。 ⬛︎曾我蕭白(そが しょうはく) 1730〜1781年 代表作『郡仙図屏風』や 荒々しく豪快なまでの筆致はなにか 禍々しいものがその画に取り憑いているような オーラを放っている。 本書で取り上げられた6人の内で 最もエキセントリックで「奇想」な 画力とキャラクターを持ちあわせていたのが 曾我蕭白だと感じる。 本書文庫版の表紙に蕭白の 代表作「龍雲図」を起用するあたり、 著者である辻惟雄は本書執筆のキーマンとして 蕭白を推したのではないかと推測する。 ⬛︎長沢蘆雪(ながさわ ろせつ) 1754〜1799年 いわゆる「円山派」の祖である 円山応挙の弟子である蘆雪の代表作といえば 無量寺の「虎図」だろう。 決して荒々しくはないが獲物を狙ってるかよのうな その姿は独特の存在感を漂わせている。 ちなみに現在、九州国立博物館で 特別展「生誕270年 長沢芦雪」が開催されている。 もちろん足を運ぶつもりだ。 ⬛︎歌川国芳(うたがわ くによし) 1798〜1861年 風景画で有名な歌川広重とは同い年。 国芳の父の友人だった歌川豊国の弟子となり、 30歳の時に描いた「通俗水滸伝豪傑百八人之一人」が デビュー作となる。 それがウケて「武者絵の国芳」として人気が高まる。 そんな国芳の画の中で本書が取り上げたのは 「讃岐院眷属(さぬきいんけんぞく)をして為朝(ためとも)をすくう図」など大迫力の画だ。 だが個人的には、 国芳と言えば巨大な餓者髑髏の妖術で知られる 『相馬の古内裏』や猫画である。 何を隠そう、 私が若冲や国芳、それに連なる月岡芳年を 好きになったのもこの国芳が描く 可愛らしい猫たちに惹かれたからだった。 以上、 6人のエキセントリックな画人たちを紹介してきた。 安土時代から江戸時代に 決して王道ではなく個性を爆発させた 「奇想」の画家たちは現在、 日本だけでなく海外からも注目されている。 その人気の高騰の一翼を担っているのが 本書『奇想の系譜』であるのは言うまでもない。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ⚫︎目次情報⚫︎ 憂世と浮世──岩佐又兵衛 
桃山の巨木の痙攣──狩野山雪 
幻想の博物誌──伊藤若冲 
狂気の里の仙人たち──曽我蕭白 
鳥獣悪戯──長沢蘆雪 
幕末怪猫変化──歌川国芳 あとがき 新版あとがき 文庫版あとがき 参考文献 図版一覧 年 表 解説(服部幸雄) ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

Posted by ブクログ

2023/11/30

岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳について紹介。 伊藤若冲、今まであまり通ってこなかったけどリアリズムを超えた想像の表現力がすごいな。長年その事物と向き合ったからこそ見えてくるものを感じる。 蘇我蕭白の奇抜なデフォルメと強烈な色彩も良かった。 狩野山雪の...

岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳について紹介。 伊藤若冲、今まであまり通ってこなかったけどリアリズムを超えた想像の表現力がすごいな。長年その事物と向き合ったからこそ見えてくるものを感じる。 蘇我蕭白の奇抜なデフォルメと強烈な色彩も良かった。 狩野山雪の「梅花遊禽図襖」は構図えぐい、この木の枝の荒々しさは実際見たいなぁ 長沢蘆雪 応挙の弟子、犬可愛い 勉強になる一冊でした

Posted by ブクログ

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