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チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記

エルネスト・チェゲバラ(著者), 棚橋加奈江(訳者)

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定価 ¥2,420

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 現代企画室/
発売年月日 2004/09/24
JAN 9784773804089

チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記

¥385

商品レビュー

3.6

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2024/04/23

チェ・ゲバラ(本名:エルネスト・ゲバラ 1928~67年)は、アルゼンチンのロサリオで生まれ、ブエノスアイレス大学で医学を学ぶが、在学中にマルクス主義に共感を抱くようになり、大学卒業後、南米各国を放浪し、グアテマラで医師を続けながら革命政権を支持したが、同政権がアメリカを後ろ盾に...

チェ・ゲバラ(本名:エルネスト・ゲバラ 1928~67年)は、アルゼンチンのロサリオで生まれ、ブエノスアイレス大学で医学を学ぶが、在学中にマルクス主義に共感を抱くようになり、大学卒業後、南米各国を放浪し、グアテマラで医師を続けながら革命政権を支持したが、同政権がアメリカを後ろ盾にした反対勢力に倒されたのを見て、武力によるラテンアメリカ革命を本気で志すようになった。その後、グアテマラを追われて移り住んだメキシコで、亡命中だったフィデル・カストロと出会い意気投合し、1956年にカストロの率いる反乱軍と共にキューバに入国し、2年の戦闘を経て、1959年にキューバ革命を達成、その後、国立銀行総裁、工業大臣等を務めた。しかし、理想主義的な姿勢が強く、1965年にキューバを離れ、一時コンゴで革命を支援した後、ラテンアメリカに戻り、ボリビアでの革命闘争に参加したが、1967年に政府軍に捕らえられ処刑された。享年39。 ゲバラの革命家としての情熱と信念は、死後も、世界中の社会運動家や革命家をはじめとする人々に大きな影響を与え、南米をはじめとする世界中の多くの街に、今でもゲバラの肖像画が掲げられている。 本書は、(上述の南米放浪より前に)大学在学中の1951年から1952年にかけての8ヶ月間、6歳年上の友人アルベルト・グラナドスとともに(アルベルト29歳、ゲバラ23歳)、南米を回る放浪旅行をしたときの記録である。行程は、アルゼンチンからアンデス山脈を越えてチリに入り、ペルー、コロンビア、ベネズエラと北上するものであった(更にゲバラは、カラカスでアルベルトと別れた後、米マイアミにも行った)が、アルゼンチンを発つ時に二人の乗っていたオンボロのオートバイ「ロシナンテ号」はチリで壊れてしまい、その後はヒッチハイクなどで移動することになる。 そして、ゲバラは旅の途中で、チリの最下層の鉱山労働者やペルーのハンセン病患者らと出会い、当時南米の中でも比較的裕福だったアルゼンチンとは異なる状況にある人々を知り、また、ペルーの政治思想家ホセ・カルロス・マリアテギの影響を受けてマルクス主義に共感を持つようになり、この体験は、その後のゲバラの人生に決定的な意味を与えることになったのだ。 私は、暫く前に戸井十月の『チェ・ゲバラの遥かな旅』を読んで、ゲバラのことをひと通り知っていたものの、今般たまたま新古書店で本書を目にして読んでみたのだが、ゲバラの生の声はやはり心に刺さるものだった。 尚、本書を原作として、2004年に映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」が製作・公開されており(私は見ていない)、また、同時期に角川文庫から改題された『モーターサイクル・ダイアリーズ』が出版されている。(現在絶版) (2024年4月了)

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2021/04/09

若いときの旅というものが、その後の人生にどんな痕跡を残していくのかということは、旅をしているときにはわからない。チェ・ゲバラのこのときの旅も、そんな旅であったにちがいない。 たいへんにおもしろい旅の記録なのだが、直訳口調の訳文なので、何が書いてあるのかまるで判然としないところが多...

若いときの旅というものが、その後の人生にどんな痕跡を残していくのかということは、旅をしているときにはわからない。チェ・ゲバラのこのときの旅も、そんな旅であったにちがいない。 たいへんにおもしろい旅の記録なのだが、直訳口調の訳文なので、何が書いてあるのかまるで判然としないところが多々あった。評価の低さは訳文のため。

Posted by ブクログ

2019/06/12

革命の英雄というのは生まれた時から革命の英雄なのか(つまりそういう資質が先にあるのか)、時代や状況が革命の英雄を産み出すのか、どっちなんだろう…そんな気持ちを抱いて読み始めた。 “チェ”・ゲバラが、24歳(1951~2年)前後の頃に南米を旅した時の手記である。(モーターサイクル...

革命の英雄というのは生まれた時から革命の英雄なのか(つまりそういう資質が先にあるのか)、時代や状況が革命の英雄を産み出すのか、どっちなんだろう…そんな気持ちを抱いて読み始めた。 “チェ”・ゲバラが、24歳(1951~2年)前後の頃に南米を旅した時の手記である。(モーターサイクル…とあるが、モーターサイクルは旅の早い時点で壊れてしまった) 全体の空気感としては、以前読んだロード・ノベルなどに通じるものがある。腹を空かせ、ある時は人の世話になり、ある時は人をかついだりたかったりして(大衆からたかるものと戦った人も、個人相手にたかるのはいいんだ…と意地悪く思わなくもなかったけど)、人と出会い、見聞を広めながら旅を続けていく。 当時、南米の大地から見えるものは、搾取と貧困であった。中んづくアメリカの資本主義や持てる白人による圧制が、文化を、資産を、生活を奪って行く。 その矛盾を24歳の目は(まだ萌芽にしか過ぎないまでも)正面から見据える。 さて、アメリカによる覇権主義の歪みや格差・貧困・搾取など権威者と従属者との軋轢は、60年近く経った今、日本でも、少し形は違うが見ることができる。 そういう意味では、今こそ読み直してみる価値のある本ではないだろうか。 ゲバラはいう、「革命家になるためには、まず革命を起こすことが必要だ」。言葉より行動を、と。 政局…党利党略ばかりで社会の根元を見つめようとしない、ただそうとしない政治家ばかりの中で、(残念ながらオレではないけど)真なる行動を起こす人を来るべき総選挙には求めたいものである。

Posted by ブクログ

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