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パンク侍、斬られて候

町田康(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 マガジンハウス/
発売年月日 2004/03/18
JAN 9784838714902

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商品レビュー

4

46件のお客様レビュー

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2022/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

50ページまで読んで自分には合わない小説だと思い、あとはパラパラ読み飛ばして最後の20ページだけ読んた。 架空の黒和藩を舞台に、牢人侍の十之進が主役の時代小説。だけど登場人物はみんな現代風の会話をし、当時の人が使わなかったであろうオノマトペ表現も多様される。また、現代の文化や風習・慣習も時代を超越して盛り込まれつつ話が進む。 そういう斬新さ・ポップさが評価されているのかとは思う。 飛ばし読みと、他の人のレビューを読んで大まかなストーリーは知れた。 腹ふり党により藩がわちゃわちゃし、十之進は序盤の盲目の娘に敵討ちされて死ぬ。その間のいたるところで、摩訶不思議でシュールな事象が起こる、そんな感じ。 こういう一癖ある小説の良さが理解できる俺カッコいい、みたいな虚栄心は歳と共になくなり、今の自分は、読みやすく、納得や感動がしやすい、エンタメとして作られていて読後感が良い小説をシンプルに求めている。最後まで摩訶不思議なこの小説は、以前読んだ森見さんの「太陽の塔」と同じく、シュールさにイライラしながら読み進めて最後まで読み終わっても「で?」と拍子抜けするだけだろうし、自分には合わないと思い断念した。 あと、序盤を読む限り、人物同士の掛け合いがしつこめだったり、一旦語り出すと長々と愚痴る場面が多く、もうちょっとテンポ良くストーリーを読み進めたい自分のリズムと合わなかった感もあった。

Posted by ブクログ

2021/02/05

探検家の角幡唯介が絶賛していたので読んでみた。でも、何だこりゃ。小説とはいえ、時代小説風なのに時代考証を無視し、次第に不条理小説風かつカオスになっていく。かといって、読むのが嫌になるということもなく、結局最後まで読み通してしまった。 なんかゴチャゴチャで、テーマも何もよく分からな...

探検家の角幡唯介が絶賛していたので読んでみた。でも、何だこりゃ。小説とはいえ、時代小説風なのに時代考証を無視し、次第に不条理小説風かつカオスになっていく。かといって、読むのが嫌になるということもなく、結局最後まで読み通してしまった。 なんかゴチャゴチャで、テーマも何もよく分からないが、オルテガの「大衆の反逆」とかをモチーフにしているのだろうか。カオスなんだけど、復讐劇として完結しているのもまた不思議。

Posted by ブクログ

2018/07/23

映画化されたというので、そういえば買ってあったなと読んだ。おもしろい。一時テレビ時代劇を熱心に見ていたという話が以前のエッセイにあったが、考証なんかむちゃくちゃで、登場人物の名前なんかもどう読んだらいいかわからないぐらいだが、そのテキトー感というかパンク感が最高。

Posted by ブクログ

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