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壊れた脳 生存する知
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2004/02/26 |
JAN | 9784062122689 |
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壊れた脳 生存する知
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商品レビュー
4.3
33件のお客様レビュー
医師として働いていた著者は、もやもや病を呈しており、二度のTIA、そして三度の脳出血を経験。その中で自身が体験することで感じた、麻痺や高次脳機能障害に対して、率直な当事者としての声や、医師としての知見をまとめた手記でした。 病気や症状についても分かりやすく書かれており、尚且つ当...
医師として働いていた著者は、もやもや病を呈しており、二度のTIA、そして三度の脳出血を経験。その中で自身が体験することで感じた、麻痺や高次脳機能障害に対して、率直な当事者としての声や、医師としての知見をまとめた手記でした。 病気や症状についても分かりやすく書かれており、尚且つ当事者としてそれらの症状に対して自身はどのように感じているのかが言語化されているほか、当事者として感じる医療従事者への想いや、「こんなところにもバリアを感じる」などの、世の中に対しての想いについても述べられていました。 この本は医療や介護に携わる、全て人たちに読んでほしい。この著書には当事者の声がたくさん詰まっているよ。 勉強になるところ、心に刺さるところ、本当にたくさんありました。 心からそう思える、そんな素晴らしい著書でした。
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Na図書館本 モヤモヤ病ながらも整形外科医となった女性医師の話。その後に脳出血による高次脳機能障害発症。自分の行動と、どうしてその行動をとったかなどが書かれていて説得力ある。 慌てん坊さんなのではなくて、黒の認識で合ってると思ったら、実は白の空間がシーツであり、それが当たりだっ...
Na図書館本 モヤモヤ病ながらも整形外科医となった女性医師の話。その後に脳出血による高次脳機能障害発症。自分の行動と、どうしてその行動をとったかなどが書かれていて説得力ある。 慌てん坊さんなのではなくて、黒の認識で合ってると思ったら、実は白の空間がシーツであり、それが当たりだったりと、実は複雑。 それが第三者には伝わらないから、高次脳機能障害の方々は歯がゆいであろうと思った。
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読み終えてまず思った感想はこの本を書くのに著者はどれだけ苦労したのだろうかというものだった。 自分の思考を文字に起こすという作業、自分の身体の現象を客観的に分析すること、悲観的にならずに日々学習する根気。これらは正常な脳があってこそ為せるものであり、世界が改変してしまった人からし...
読み終えてまず思った感想はこの本を書くのに著者はどれだけ苦労したのだろうかというものだった。 自分の思考を文字に起こすという作業、自分の身体の現象を客観的に分析すること、悲観的にならずに日々学習する根気。これらは正常な脳があってこそ為せるものであり、世界が改変してしまった人からしたらどれほど大変なことなんだろう。 病気というのはなった当事者にしか心境はわからず、それ以外の人達が全く同等に共感することは不可能だと思う。しかし、著者が言うように言動から想像しようとすることは出来る。 医療の現場にいて「患者さんのことを思いやって」という言葉をよく聞くが想像するという観点から見ると提供されている医療は思いやりの欠片もないものである。それは科学に基づく治療と銘打って相手の言動を無視した一方的な医療を提供しているからである。 医療は科学でもあるが、心は科学だけでは治せないと思う。それは人が千差万別な存在であり育ってきた環境や思考が違うからである。 本書は貴重な患者から見える世界を言語化したもので患者の気持ちを理解するための本である。 医療従事者に読むべき本として薦めたい。
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