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毛沢東の朝鮮戦争 中国が鴨緑江を渡るまで 岩波現代文庫 学術126

朱建栄(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2004/07/20
JAN 9784006001261

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2010/11/29

朝鮮戦争の実証学的研究(この言葉も使い過ぎだが・・)。 朝鮮戦争は、米中直接対戦であった、というのはまごう事無き事実であり、米軍を中心とする国連軍と、初戦は朝鮮人民軍との戦いであった。 やはり最初に侵攻をしたのは朝鮮人民軍であり、最初はスターリンも同意をしているわけではなか...

朝鮮戦争の実証学的研究(この言葉も使い過ぎだが・・)。 朝鮮戦争は、米中直接対戦であった、というのはまごう事無き事実であり、米軍を中心とする国連軍と、初戦は朝鮮人民軍との戦いであった。 やはり最初に侵攻をしたのは朝鮮人民軍であり、最初はスターリンも同意をしているわけではなかった。ただしキム・イルソンは「小国ゆえの圧力」を演じ、韓国侵攻に同意したわけである。 また毛沢東が義勇軍を送ることについて、「ソ連の空軍援助」があることが必須であると考えていた。しかしながらソ連が渋ったこともあり、二転三転する。毛沢東は考えた結果、「進歩的防衛」ということで、朝鮮に義勇軍を送ることにした。もっとも、毛沢東はかなりの大博打であることを見据えていたようだ。 これは著者の修士論文のようであり、かなり難しいところもあるし、文脈が複雑なように思えるところもある。しかしかなり緻密な文献研究がなされており、資料的価値もあると思われる。

Posted by ブクログ

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