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高い城・文学エッセイ スタニスワフ・レム・コレクション

スタニスワフ・レム(著者), 沼野充義(訳者), 巽孝之(訳者), 芝田文乃(訳者), 加藤有子(訳者), 井上暁子(訳者)

定価 ¥3,080

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商品詳細

内容紹介 内容:高い城. 文学エッセイ:偶然と秩序の間で-自伝. ほか
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 2004/12/27
JAN 9784336045065

高い城・文学エッセイ

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商品レビュー

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2020/05/06

レムの少年時代の自伝。戦争の雰囲気が高まっていく時代のレム少年は全くロクでもない。そのロクでもなさを自ら無慈悲に描写していくところがレム。ブレッドベリとは根本的に違う。ノスタルジックな甘さはない。だから読む方も気合が必要。自分の世界を作り上げ妄想に暮らしていく姿は映像研には手を出...

レムの少年時代の自伝。戦争の雰囲気が高まっていく時代のレム少年は全くロクでもない。そのロクでもなさを自ら無慈悲に描写していくところがレム。ブレッドベリとは根本的に違う。ノスタルジックな甘さはない。だから読む方も気合が必要。自分の世界を作り上げ妄想に暮らしていく姿は映像研には手を出すなの浅草氏に繋がって面白かった。いつの時代にもいるのだな。ただ外に向けて発信しているかいないかの違い(それは大きな違い)。 その他評論集。硬く難しい用語・表現が続出で読む者の技量を問われるし、気力を奪っていく。でも鋭いな。 文学エッセイもSFそのものについてから始まり、ドストエフスキー、ナボコフのロリータ、宇宙戦争、ボルヘス、ストルガツキー兄弟のストーカー、極付きはフィリップ・K・ディック!レムとロリータ、ディックってあまり結びついていなかったのでびっくり。きちんと考えるって大事だね。

Posted by ブクログ

2015/04/01

自伝エッセイ『高い城』と文学評論を収録。 『高い城』はエッセイに分類されるのだろうが、物語を読んでいるようだった。ちょっとクロポトキンの『ある革命家の思い出』に似ている気がする。記憶の中の風景を描写しながら、一種の郷愁に駆られるところが……。 『文学エッセイ』は書評集。SFという...

自伝エッセイ『高い城』と文学評論を収録。 『高い城』はエッセイに分類されるのだろうが、物語を読んでいるようだった。ちょっとクロポトキンの『ある革命家の思い出』に似ている気がする。記憶の中の風景を描写しながら、一種の郷愁に駆られるところが……。 『文学エッセイ』は書評集。SFというジャンルについてのものと、特定の作家についてのものに別れるが、後者の方が面白かった。具体例が色々と出てくるからだろう。

Posted by ブクログ

2011/08/09

レムの自伝的エッセイと評論を収録。変な遊びに熱中する若き日のレム君が愛おしくてたまらない。評論は難解だけどレムのSFに対するこだわりがうかがい知れて興味深い。で、レムとディックって仲悪いの?

Posted by ブクログ

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