- 書籍
- 文庫
二人が睦まじくいるためには
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
二人が睦まじくいるためには
¥110
在庫なし
商品レビュー
4.4
32件のお客様レビュー
小ぶりしっとりと手に収まる装丁は、吉野弘さんの誌に流れる、静かでやさしい調べと美しく調和しています。また一つ、大切な本が増えました。 「祝婚歌」は結婚式のスピーチでよく読まれる詩らしいです。とてもよい詩でした。 彼女と喧嘩したり、自分の正しさを押し付けそうになったり、非難しそう...
小ぶりしっとりと手に収まる装丁は、吉野弘さんの誌に流れる、静かでやさしい調べと美しく調和しています。また一つ、大切な本が増えました。 「祝婚歌」は結婚式のスピーチでよく読まれる詩らしいです。とてもよい詩でした。 彼女と喧嘩したり、自分の正しさを押し付けそうになったり、非難しそうになるたび、この歌を読み返そうと思います。 2人の娘に対する詩もいくつか収載されており、自分が父になった時、また感じ方が変わるんだろうなぁと思います。 巻末の茨木のり子さんの「祝婚歌」にまつわるエッセイも、とてもよかったです。
Posted by
吉野弘といえば「I was born」だが、この「祝婚歌」もなかなかいい。今は仲のよい結婚したての息子夫婦に贈ることにした。いつまでも睦まじくあれ、と願って。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
詩集って、読むのに文学的センスが必要で、少し敷居が高いイメージがあったけれど、この本に載せらせている詩に関しては、しみじみと深みはあるけど、読みやすくて理解しやすいものがほとんどだった。 個人的には特に、 祝婚歌/生命は/一枚の絵/奈々子に/ほぐす はすーっと心に染み込んで、勇気をもらえた。 いつまでも心に留めておきたい大事な出会いになった。 茨木のり子さんによるあとがき(?)によると、 この「祝婚歌」は知り合いのドイツでの結婚式で、ドイツ語に訳されて聖書の一節とともに読み上げられ、現地の出席者にも大きな感動を与えたらしい。 それを聞いた吉野さんが喜んだことに対して、 「文学畑の人々に読まれ云々されることよりも、一般の社会人に受け入れられることのほうを常に喜びとする、吉野さん…」とのこと… 詞がストンと胸に落ちる理由が分かった気がした。 とは言え、まだ自分の人生経験の浅さゆえ、理解が及ばない詩もあったので、ぜひまたいつか読み直したい。
Posted by