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ちよう、はたり

志村ふくみ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2003/03/25
JAN 9784480814487

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商品レビュー

4.2

5件のお客様レビュー

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2020/01/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

糸を染め、機を織る。 その日々の中にある、宗教だったり、日本人の心に流れる美の意識だったり、その歴史だったりを、繊細に掬いだして文字に落とす。 日々は生活であり、学習でもある。 禁欲的な中に、魂の震えが感じられる。 こういうふうに年を重ねたいんだ。 でも私には美的センスもなければ、細かな作業のできる指先もない。 …というような言い訳を許さない、厳しさ。 それでも最近、本を読みながら無性に感じる手先の疼き。 インプットだけではなく、何かを作り出したい、アウトプットしたい思い。 歳をとることは生活をシンプルにすることだ。 そう思ってきたけれど、いまだくすぶり続ける何かを残したい気持ち。 著者も、一人自分と向き合いながら日々を過ごそうと山奥に小屋を建てたあとに、海外旅行へ行く機会が増えたという。 歳をとることは縮小していくことだけではないのかもしれない。 歳をとったからこそ広がる世界があるのかもしれない。 今から染色家として人間国宝になることはもちろんできないが、自分の老後をどう過ごすか、何度も自問しながら読みました。

Posted by ブクログ

2013/06/24

染織家にして人間国宝でもある著者のエッセイ集。 ちよう、はたり-著名にもなっているこのフレーズは、織物を織る機の音を表現しています。 仕事に対する姿勢や、染織家として影響を受けた人や物を、万葉集の歌などを引用しながら静謐な言葉で綴られています。静寂のなかにも染織家としての強い志...

染織家にして人間国宝でもある著者のエッセイ集。 ちよう、はたり-著名にもなっているこのフレーズは、織物を織る機の音を表現しています。 仕事に対する姿勢や、染織家として影響を受けた人や物を、万葉集の歌などを引用しながら静謐な言葉で綴られています。静寂のなかにも染織家としての強い志しが垣間見え、その堅実な姿勢に思わず襟を正したくなります。 美しい日本語と、鮮やかな色彩に溢れた1冊でした。

Posted by ブクログ

2010/05/21

エッセイ集。 ご本人の本職であられる織りや染めとその材料を賜る自然以外にも、社会情勢(同時多発テロ、水俣病 etc.)や、絵画や詩や小説とそれを作った画家や詩人や小説家(特にドストイエフスキがお好きなようでした)などに真正面から向き合っていると感じられました。 「緑」という色に...

エッセイ集。 ご本人の本職であられる織りや染めとその材料を賜る自然以外にも、社会情勢(同時多発テロ、水俣病 etc.)や、絵画や詩や小説とそれを作った画家や詩人や小説家(特にドストイエフスキがお好きなようでした)などに真正面から向き合っていると感じられました。 「緑」という色に関する記述は一読の価値ありです。 道を究めようとする人には多方面から知識が集まってくるのか、本人が集めようとするのかと思い、自分の寡聞ぶりを恥じました。 途中、白洲正子さんや石牟礼道子さんも登場します。 激しく生きる女性は、皆、私にトーベ・ヤンソンさんを思い出させます。

Posted by ブクログ

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