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シネマの快楽 河出文庫

蓮實重彦(著者), 武満徹(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2001/05/20
JAN 9784309474151

シネマの快楽

¥770

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2020/08/13

(01) 1983年から86年までの両者の対談が収録されている。主には洋画が語られるが、ハリウッド映画というよりもソ連を含むヨーロッパの映画が主な題材となる。映画監督や俳優たちだけでなく、カメラマンの仕事(*02)にも焦点が当てられ、作曲家であり映画音楽も手掛ける武満氏からみたそ...

(01) 1983年から86年までの両者の対談が収録されている。主には洋画が語られるが、ハリウッド映画というよりもソ連を含むヨーロッパの映画が主な題材となる。映画監督や俳優たちだけでなく、カメラマンの仕事(*02)にも焦点が当てられ、作曲家であり映画音楽も手掛ける武満氏からみたそれぞれの映画音楽の良さと悪さにも多く触れられている。 ゴダールやタルコフスキー、あるいはエリセやヒッチコックの作品については、現在でも観られる機会は多いように思うが、ダニエル・シュミット、ニキータ・ミハルコフ、エットーレ・スコラ、ゴッドフリー・レジオの作品などは、あまり観る機会は少ないかもしれない。ましてや映画館でかけられることはますます稀になるだろう。両者は、映画館にある特異な暗さについて触れ、映画館で観る映画について語る。映画館そのものも変わってきており、スクリーンの減少というよりも、明るくなってきていることを二人共々に嘆いていた。 (02) スタジオの大きさ、大型のセットなど映画最盛期にあった虚飾への憧憬があり、当時の録音技術の確かさが語られる。映画で採用される音楽やショットは、過去の映画の引用、オマージュ、言及、批評ともなる行為であるが、撮るものたちが映画をあまり観ていないことについても、二人は苦々しく思っている。

Posted by ブクログ

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