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邪魔

奥田英朗(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2001/04/01
JAN 9784062097963

邪魔

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商品レビュー

3.7

99件のお客様レビュー

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2024/01/26

不倫、おやじ狩り、放火。何の関連もない小さな事件が積み重なり、関わった人々の人生を大きく狂わせていく。奥田英朗得意の群集劇サスペンス。相変わらず、緻密な構成で読み応えがある。 主要人物の刑事、主婦、高校生の3人が堕ちていく様はあまりにリアル。夫のささいな不良行為がきっかけで、平...

不倫、おやじ狩り、放火。何の関連もない小さな事件が積み重なり、関わった人々の人生を大きく狂わせていく。奥田英朗得意の群集劇サスペンス。相変わらず、緻密な構成で読み応えがある。 主要人物の刑事、主婦、高校生の3人が堕ちていく様はあまりにリアル。夫のささいな不良行為がきっかけで、平凡な幸せを楽しんでいた主婦がすべてを失っていくのは、あまりに救いがなく、不運で片づけるには悲しすぎる。 2002年発表の小説だが、努力しても報われない、誰も幸せにならない、そんな時代が近づいていることを予感していたようだ。

Posted by ブクログ

2023/11/20

主婦、不良少年、警察組織と暴力団、それらが放火事件で少しづつ繋がっていく。ヒリヒリする展開が続いてこちらも不穏な気にさせられる。それぞれの心理描写が巧みで一気に引き込まれる。

Posted by ブクログ

2023/10/01

2001年 大藪春彦賞 受賞作 /2015年 テレ東ドラマ化 長い導入の後、ヒリヒリするような展開が待っている。親父狩りをしている不良少年 渡辺裕輔、ごく普通のパート主婦 及川恭子、同僚の刑事の素行調査をしている 九野薫、警察組織と暴力団、それらが小さな 放火事件で少しずつ繋がっ...

2001年 大藪春彦賞 受賞作 /2015年 テレ東ドラマ化 長い導入の後、ヒリヒリするような展開が待っている。親父狩りをしている不良少年 渡辺裕輔、ごく普通のパート主婦 及川恭子、同僚の刑事の素行調査をしている 九野薫、警察組織と暴力団、それらが小さな 放火事件で少しずつ繋がっていく。 警察小説 と言ってもいい。そういった 小説を読むたびに 警察という組織は暴力団とよく似ている、と思ってしまう。(あくまでも小説上の話だけれど) 権力を盾にした揺るぎのない 縦社会。 上からの命令は絶対だ。そんな中で神経をすり減らしていく九野刑事は、7年前突然失ってしまった最愛の妻の大きなトラウマを抱えていて、PTSDの症状も出ている。この九野刑事を中心にストーリーは動いていく。 私が興味深く思ったのは、男性の作家でありながら主婦の心情や、スーパーでパートとして働く主婦たちの内輪の様子も生き生きと描けていることだ。 警察組織や暴力団という男社会 を描きながら、市井の主婦が変貌していく様がストーリーに深みを与えている。 デビューから 3作目でこれをかける奥田英朗 という作家はただものではない。それを裏付ける 一冊である。

Posted by ブクログ

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