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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 美術出版社 |
発売年月日 | 2001/03/05 |
JAN | 9784568400595 |
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カラー版 エロスの美術と物語
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3.9
8件のお客様レビュー
ファム=ファタルの系譜を、サロメに源流をみだしそこから系譜を辿っていく。全体の半分はサロメに関わる作品を紹介して、後半で、エヴァやらヘレネやらデリラやらユディトやらをモチーフにした作品を見ていく。 テーマ史としてはまあまあ面白いとは思うが、特定の属性を持った女性にファム=ファタル...
ファム=ファタルの系譜を、サロメに源流をみだしそこから系譜を辿っていく。全体の半分はサロメに関わる作品を紹介して、後半で、エヴァやらヘレネやらデリラやらユディトやらをモチーフにした作品を見ていく。 テーマ史としてはまあまあ面白いとは思うが、特定の属性を持った女性にファム=ファタルとレッテルを貼り扱うという、そういう目線や態度への批判的・反省的な意識が希薄なのが気になった。作品が作られた時代の意識や倫理観が現代とは違うのは当然として、それを現代から見る書き手がそこに無批判に乗っかってよいのか。当時の感覚がどうあれ、それを事後的に見て評価する以上、そこになんの批判的な態度も見えないというのはちょっと違うと思う。前に読んだ海野弘の「魔女の世界史」もそんな感じだったし、この界隈はそういうものなのだろうか。
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ファム・ファタル=宿命の女という、画家がこぞってテーマにした女性について考察した本。「サロメ」や「ユディト」などの代表的なファム・ファタルを筆頭に、絵画で表される女性の“純潔”や“妖艶”さといったイメージを多彩な作品によって説明したもの。取り上げられている作品はほぼ全て写真が載っ...
ファム・ファタル=宿命の女という、画家がこぞってテーマにした女性について考察した本。「サロメ」や「ユディト」などの代表的なファム・ファタルを筆頭に、絵画で表される女性の“純潔”や“妖艶”さといったイメージを多彩な作品によって説明したもの。取り上げられている作品はほぼ全て写真が載っているので、その時代の画家や風潮に詳しくなくても、読むことができた。
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かつて19世紀末の美術や文学には、男を魅了し、ついには破滅させる数々の魔性の女たちが描かれ、また物語られた。彼女たちは「宿命の女」と総称され、その頂点にサロメの姿があった。描かれた魔性のヒロインたちの系譜を探る331点をカラー図版で再現、伝説のなかに明暗が交錯する情念と官能のドラ...
かつて19世紀末の美術や文学には、男を魅了し、ついには破滅させる数々の魔性の女たちが描かれ、また物語られた。彼女たちは「宿命の女」と総称され、その頂点にサロメの姿があった。描かれた魔性のヒロインたちの系譜を探る331点をカラー図版で再現、伝説のなかに明暗が交錯する情念と官能のドラマを追う。(表紙) 「サロメ=ファムファタル=運命の女」を題材とした絵画と文芸(専ら前者)を論じる一冊。ビアズリー、モロー、ルドンといった19世紀末象徴派はもちろん、16~17世紀のクラーナハやカラヴァッジョの「運命の女」的絵画も収められていて、大満足。
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