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少女古写真館 ちくま学芸文庫

飯沢耕太郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2001/12/15
JAN 9784480086679

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商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

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2022/11/25

表題どおり少女写真のコレクションなわけですが、想像以上にいかがわしい感じがしたというか、結構ずけずけと攻め込んだ内容の文章が多かった印象です。(キャロルとかベルメールとかもあって、澁澤龍彦みたいだなぁ、と思っていたら、やはり澁澤龍彦の著作の引用があったりして腑に落ちたりもしました...

表題どおり少女写真のコレクションなわけですが、想像以上にいかがわしい感じがしたというか、結構ずけずけと攻め込んだ内容の文章が多かった印象です。(キャロルとかベルメールとかもあって、澁澤龍彦みたいだなぁ、と思っていたら、やはり澁澤龍彦の著作の引用があったりして腑に落ちたりもしました。) 「少女=コレクション」みたいな構図が図らずしも本書にはあるので、個人的には興味深く読めたと思います。飯沢さんの「少女像」が非常に男性的でありながら、一方で伊藤さんが話すような「本質」が深く突き刺さるような、エピローグの鋭い対談も必読です。

Posted by ブクログ

2017/04/13

著者が趣味で収集した、「少女古写真」コレクションの中から一部を掲載したもの。 いかがわしい写真があるわけではなく、むしろ肖像画に近いものが多いのだが、私はページをめくっている間どこか居心地の悪さを感じた。それは多分、この写真が男性である著者によって収集され、また本としてまとめるた...

著者が趣味で収集した、「少女古写真」コレクションの中から一部を掲載したもの。 いかがわしい写真があるわけではなく、むしろ肖像画に近いものが多いのだが、私はページをめくっている間どこか居心地の悪さを感じた。それは多分、この写真が男性である著者によって収集され、また本としてまとめるために選ばれた、という前情報があるからだろう。各章毎に記載されたコラムも相俟って、単なる普通の写真集を眺める時とは違い、一連の少女の写真に向けられた男性の視線を生々しく感じる。 誤解を招かないように書くと、著者にとって集めた写真の少女達は性的な対象ではない、と言い切っている。むしろ性的な対象となった場合、彼の中の「少女」の枠から外れるのだと。 写真自体は時代を感じさせ、素敵なものが多い。土産物と思われる写真や誰のものか分からない写真の中、キャロルの撮った「少女写真」は被写体の愛らしさが余すところなく映されていて、流石だなと思った。

Posted by ブクログ

2009/04/21

「いつでもちょっぴり不機嫌で、どうにも手に負えない、小さな存在――少女たち。この捉えどころのない生きものは、幼児から女へと変貌するあわいの瞬間に奇跡のごとくたちあらわれ、やがて幻のようにうつろってゆく。かたや、写真というものは、つねに儚いものの姿を追い求めつづけてきた。だから、ま...

「いつでもちょっぴり不機嫌で、どうにも手に負えない、小さな存在――少女たち。この捉えどころのない生きものは、幼児から女へと変貌するあわいの瞬間に奇跡のごとくたちあらわれ、やがて幻のようにうつろってゆく。かたや、写真というものは、つねに儚いものの姿を追い求めつづけてきた。だから、まるで補注網で美しい蝶をつかまえようとするように、写真が少女という一瞬の姿を捕らえてきたのは当然の成りゆきなのだ。洋の東西を問わず撮りつがれてきた少女写真を厳選し、小さなサイズに閉じ込めた、手のひらに載るコレクション。」 ↑裏表紙より抜粋 『少女古写真館』 この本は写真評論家である飯沢耕太郎さんが旅先などで細々と集めた、少女を被写体とした古写真を写真集のようにまとめたものです。 全部で12の章から構成されており、それぞれの章のタイトルは 第1章 花と乙女 第2章 異国少女(エトランゼ)たち 第3章 人形愛(ピグマリオニズム)の世界 第4章 日本少女(ジャパニーズガール)たち 第5章 二人の少女 第6章 少女と小道具 第7章 グリーティング・カード 第8章 少女のまなざし 第9章 ルイス・キャロルの少女写真 第10章 小さきもの―コビト論 第11章 スリーピング・ビューティー 第12章 技術論 となっています。 もうこのタイトル群をみただけで、自称乙女としては触手が動かぬわけがありません。 本をひも解けば、遠い日の少女たちは一斉にこちらを見返してきます。 おそらく彼女たちは様々な人生を送り、もはやこの世を去っていることでしょう。 しかし写真に写っているのは、自分の行く末など知りもしない純粋な少女たちだけです。 彼女たちは幼き日々の自分自身を写真という器の中に取り残し、今もなお眠っています。 ただ私たちが望みさえすれば、彼女たちの記憶の残滓は私たちの思考に語りかけてくれます。 とても気だるく面倒くさそうに… この本を手にとったあなたはアリスに至高の美を見たキャロルのように、彼女たちのために物語を紡がなければなりません。 「今日はどんな話を聞かせてくれるのかしら…」 あなたはもう立派な創作者です。

Posted by ブクログ

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