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戦後短篇小説再発見(4) 漂流する家族 講談社文芸文庫

講談社文芸文庫(編者)

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商品詳細

内容紹介 内容:愛玩 安岡章太郎著. 母子像 久生十蘭著. 雛 幸田文著. 天使の生活 中村真一郎著. 蟹 庄野潤三著. 門を出て 森内俊雄著. シンメトリック 尾辻克彦著. 隠れ鬼 黒井千次著. 黙市 津島佑子著. プラネタリウム 干刈あがた著. 一人家族 増田みず子著. ぼくの首くくりのおじさん 伊井直行著
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2001/09/12
JAN 9784061982642

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戦後短篇小説再発見(4)

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商品レビュー

4.5

3件のお客様レビュー

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2022/03/18

本書は粒揃いの短編が収録されているが、伊井直行の「ぼくの首くくりのおじさん」目当てに久々に読んだ。おじさんのユーモアのセンスと主人公との関係性(そこにある不思議な親密さ)に惹かれる。主人公がおじさんとの付き合いのなかで受け取ったものは何なのか、それはきっと「学ぶ必要のない教訓」で...

本書は粒揃いの短編が収録されているが、伊井直行の「ぼくの首くくりのおじさん」目当てに久々に読んだ。おじさんのユーモアのセンスと主人公との関係性(そこにある不思議な親密さ)に惹かれる。主人公がおじさんとの付き合いのなかで受け取ったものは何なのか、それはきっと「学ぶ必要のない教訓」ではないだろうが、果たして…と思いを巡らせる。 私は学生の頃に、この戦後短編小説再発見シリーズから多くの発見と素晴らしい読書体験を得た。あらためて買い直したいのだが、残念ながら現在品切れ重版未定のようである。再版を望む。

Posted by ブクログ

2014/09/22

第4巻は『漂流する家族』がテーマ。収録作家は久生十蘭、幸田文、庄野潤三、津島佑子など。 1巻〜3巻までは割と暗い雰囲気の短篇が多かったのだが、4巻はそうでもない。家族というのは、多少、壊れていても(或いは壊れかけであっても)、本質的に暖かいものだということか。 幸田文は若い頃にち...

第4巻は『漂流する家族』がテーマ。収録作家は久生十蘭、幸田文、庄野潤三、津島佑子など。 1巻〜3巻までは割と暗い雰囲気の短篇が多かったのだが、4巻はそうでもない。家族というのは、多少、壊れていても(或いは壊れかけであっても)、本質的に暖かいものだということか。 幸田文は若い頃にちょっとだけ読んでそれっきりだったが、歳をとってから読んでみると非常に味わい深く、良い文章を書くことを発見した。まさに『再発見』。

Posted by ブクログ

2012/07/10

短編集のタイトル通り「漂流する家族」が描かれている。家族というのはまったく不思議なものだと思い知らされる。夜空の星のように寄る辺なくもあり、しかしそう思うこと自体が滑稽でもある。

Posted by ブクログ

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